営業・経理DX関連株まとめ|業務フロー別に見る請求・会計・販売管理の日本株
営業・経理DXは、名刺や顧客情報、契約、請求、会計、販売・在庫管理をつなぎ、日々の確認作業や転記を減らす領域です。どの業務をつなぐ企業なのかを区別しなければ、同じDX関連株として一括りにしてしまいます。
この記事では、営業から会計までの流れに沿って、実在する事業記事へリンクできる企業だけを整理します。DX全体の構造を先に確認したい場合は、DX関連株まとめをご覧ください。
営業・経理DXは業務のつながりで見る
営業で得た顧客情報は、契約、請求、会計、販売管理へつながります。部分的な電子化だけでは手入力や確認作業が残るため、どの業務までを一つの流れとして支援するかが重要です。
| 業務 | 主な役割 | 比較時の確認点 |
| 営業・企業データ | 顧客・請求・契約情報を営業活動へつなぐ | 利用データの広がりと継続利用 |
| 帳票・請求書 | 帳票作成・請求書発行を電子化する | 取引先との連携範囲 |
| 受発注・請求・支払 | 取引先との受発注から請求・支払までをデータでつなぐ | 取引先ネットワークの広がり、利用継続、取引量 |
| 会計・人事労務 | 会計・給与・労務などの基幹業務をクラウドで支援する | 対象業務、顧客規模、周辺機能、継続利用 |
| 販売・在庫管理 | 受発注・販売・在庫の流れを整える | 現場定着と周辺機能 |
個別企業の役割を確認する
Sansan(4443):営業データと請求・契約の接点
Sansanは、名刺を起点とした企業データを営業活動で活用する仕組みを提供しています。請求書や契約に関わるサービスも含め、営業部門と管理部門の間で情報が分断されやすい場面が確認点です。事業の役割はSansan(4443)の事業記事で確認できます。
オプロ(228A):帳票・請求書発行のクラウド化
オプロは、帳票作成や請求書発行に関わる業務を支援します。営業から受注、請求へ進む過程では、顧客ごとの書式や既存システムとの接続が課題になりやすいため、利用範囲を確認する必要があります。オプロ(228A)の事業記事をご覧ください。
インフォマート(2492):受発注から請求・支払をつなぐBtoBプラットフォーム
インフォマートは、企業間取引における受発注、請求、支払に関わる業務をBtoBプラットフォームでつなぐ企業です。自社内の帳票作成や請求書発行だけでなく、取引先とのデータ連携を含めて業務フローを電子化する点に特徴があります。
比較する際は、導入企業数だけで判断せず、どの取引先・どの業務まで利用が広がるか、継続的な利用や取引量の拡大につながるかを確認することが重要です。
マネーフォワード(3994):会計・人事労務のバックオフィス
マネーフォワードは、会計、人事労務などバックオフィス向けのクラウドサービスを展開しています。機能数だけでなく、顧客が複数サービスを継続利用する構造や、導入対象となる事業者層を確認することが重要です。マネーフォワード(3994)の事業記事で整理しています。
オービックビジネスコンサルタント(4733):会計・人事労務を支える奉行クラウド
オービックビジネスコンサルタントは、会計・税務、人事・労務、販売管理を対象に「奉行クラウド」を展開しています。会計や給与などの基幹業務をクラウドへ移行し、業務データを連携させる選択肢として確認できる企業です。
比較では、対象となる業務範囲、顧客規模、クラウド移行の進み方に加え、会計・人事労務・販売管理のどこまで利用が広がるかを確認します。
ラクス(3923):経費精算・請求書発行・販売管理
ラクスは、経費精算、請求書発行、販売管理など、企業のバックオフィス業務をクラウドサービスで支えています。代表的なサービスには、経費・交通費の申請から承認・精算までを扱う楽楽精算、帳票の電子発行を支援する楽楽明細、見積・受発注・請求・売上管理を扱う楽楽販売があります。
営業・経理DXの企業を比較する際は、単にSaaS企業として見るのではなく、どの業務にサービスが入り込み、利用者・利用部門がどこまで広がるかを確認します。ラクスでは、サービスごとの利用定着と契約単価の変化が重要な確認点になります。
オービック(4684):基幹業務をつなぐERP
オービックは、会計、人事、販売管理など企業の基幹業務を対象とするERPを展開しています。導入の検討期間や顧客企業の規模は、比較的導入しやすいクラウドサービスとは異なる場合があります。オービック(4684)の事業記事で事業構造を確認できます。
アイル(3854):販売・在庫管理と現場の業務
アイルは、中小企業の販売・在庫管理を支援する事業を展開しています。営業・経理DXは管理部門だけの話ではなく、受発注や在庫を扱う現場で継続的に使われるかが重要です。アイル(3854)の事業記事をご覧ください。
営業・経理DX関連株を見る際のポイント
比較では、まずサービスが営業から請求、会計、販売管理までのどこをつなぐのかを確認します。次に、契約数・継続率・ストック収益が開示されているかを見て、利用が一時的な導入で終わっていないかを判断します。
法制度対応が導入の起点になる場合もありますが、需要が持続するかは別の問題です。顧客層と導入期間が、各社の売上計上や収益性にどう影響するかまで確認する必要があります。
まとめ
営業・経理DX関連株は、営業、帳票・請求書、受発注・請求・支払、会計・人事労務、ERP、販売・在庫管理という異なる役割を持ちます。
Sansan、オプロ、インフォマート、マネーフォワード、オービックビジネスコンサルタント、オービック、アイルを比較する際は、DXという言葉だけで判断せず、業務フローのどこを支える企業かを確認しましょう。
関連記事
AIを使う業務サービスも確認したい場合
営業・経理の定型業務にAIを組み込む企業を確認したい場合は、AI SaaS関連株まとめをご覧ください。AIの導入効果だけでなく、元になる業務データや権限設計も比較の前提になります。
