【大阪有機化学工業(4187)】EUV・ArF材料が伸長|営業利益63.6%増・上方修正
大阪有機化学工業の2026年11月期第3四半期累計は、売上高が前年同期比21.0%増、営業利益が同63.6%増となりました。半導体向けのEUV・ArFレジスト原料が伸び、電子材料事業が全社をけん引しています。
化成品と機能化学品も増益となり、成長が一つの製品だけに偏っていません。会社は通期予想を上方修正し、年間配当も93円へ引き上げました。
EUV・ArFレジスト原料の拡大で営業利益63.6%増
| 項目 | 今回 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 322億93百万円 | 21.0%増 |
| 営業利益 | 75億78百万円 | 63.6%増 |
| 経常利益 | 78億93百万円 | 62.9%増 |
| 純利益 | 53億25百万円 | 55.0%増 |
電子材料は売上27.0%増、利益71.2%増
電子材料事業では、ArF・EUVレジスト用原料の販売が増えました。先端半導体の微細化が進むほど高性能なレジスト材料が必要となり、同社の高純度モノマー需要につながっています。
売上高は27.0%増、セグメント利益は71.2%増でした。販売数量の増加に加え、高付加価値品の構成が利益率を押し上げています。
化成品と機能化学品も増益
化成品事業は価格改定と製品構成の改善により、セグメント利益が49.4%増えました。機能化学品も化粧品原料、機能材料、高純度特殊溶剤が伸び、利益は78.1%増です。
電子材料だけでなく全事業が利益を伸ばしたことで、特定市場の変動を吸収しやすい決算になりました。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 前期比・状況 |
|---|---|---|
| 売上高 | 425億円 | 17.2%増 |
| 営業利益 | 93億円 | 50.3%増 |
| 純利益 | 66億円 | 4.2%減 |
会社は通期予想を上方修正しました。第3四半期までの営業利益進捗率は約81.5%で、修正後計画に対しても高い水準です。
年間配当予想は93円へ引き上げられました。中間43円、期末50円を予定し、前期の75円から18円増配です。
今後の注目ポイント
今後はEUV・ArF材料の需要が続くかに加え、顧客の在庫調整や半導体設備投資の変化を確認したいところです。高い成長率が続くほど、次期の比較基準も上がります。
通期純利益は営業増益でも減益予想です。前期の一時要因との比較が含まれるため、営業利益と最終利益を分けて評価する必要があります。
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まとめ
大阪有機化学工業はEUV・ArFレジスト原料を中心に、3事業すべてで増益となりました。上方修正と増配も伴う強い内容です。次は先端半導体材料の需要を継続して取り込み、高い利益率を維持できるかが焦点になります。
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