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【日立製作所(6501)】Lumada成長で営業利益39%増と上方修正!

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日立製作所(6501)の2027年3月期第1四半期は、売上収益20.0%増、調整後営業利益39.5%増となりました。エナジーを中心に全主要セクターが増益です。ただし、親会社株主に帰属する四半期利益は1.4%減少しました。本業の利益率改善と最終利益の伸び悩みを分けて評価する必要がある決算です。

この記事で分かること
  • 調整後営業利益39.5%増と利益率改善の背景
  • エナジー・デジタル・モビリティ各事業の寄与
  • 上方修正後の通期予想と期末配当未定の見方
まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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決算短信のポイント

売上収益20.0%増、調整後営業利益39.5%増!2027年3月期第1四半期決算を解説

項目2026年3月期1Q2027年3月期1Q前年同期比
売上収益2兆2,583.25億円2兆7,095.86億円+20.0%
調整後営業利益2,110.16億円2,942.87億円+39.5%
Adjusted EBITA2,375.27億円3,235.29億円+36.2%
親会社株主に帰属する四半期利益1,922.04億円1,894.50億円-1.4%

調整後営業利益率は9.3%から10.9%へ1.6ポイント改善しました。売上総利益率も29.3%から29.9%へ上昇しており、増収だけでなく採算改善が確認できます。一方、前年同期に大きかった金融収益が縮小し、法人所得税費用も増加したため、最終利益は減少しました。本業は強いものの、営業外を含めた利益の伸びは限定的という内容です。

エナジーが全社増益の中心、主要4セクターすべてでAdjusted EBITA増加

Adjusted EBITAは、エナジーが前年同期比505.83億円増加し、全社の増益を主導しました。デジタルシステム&サービス、モビリティ、コネクティブインダストリーズも増益です。幅広い事業で利益が伸びており、単一製品へ依存した増益ではありません。ただし、エナジーには大型案件や事業再編の影響が含まれるため、特殊要因を除いた成長も確認する必要があります。

セクター売上収益Adjusted EBITA前年同期差
デジタルシステム&サービス7,190.65億円855.91億円+141.17億円
エナジー9,119.06億円1,290.55億円+505.83億円
モビリティ3,444.22億円304.61億円+87.34億円
コネクティブインダストリーズ7,610.84億円834.45億円+201.63億円

通期業績予想・配当を確認

通期調整後営業利益1兆4,080億円へ上方修正

項目会社予想前期比・進捗率
売上収益11兆7,000億円+10.5%/23.2%
調整後営業利益1兆4,080億円+17.4%/20.9%
Adjusted EBITA1兆5,200億円+15.9%/21.3%
親会社株主に帰属する当期利益9,000億円+12.2%/21.1%

会社は通期業績予想を上方修正しました。第1四半期の利益進捗率は当方計算で約21%と25%を下回りますが、案件計上時期や季節性があるため、単純比較は適切ではありません。営業活動によるキャッシュフローは4,961.74億円、会社定義のフリーキャッシュフローは4,671.09億円となり、前年同期から994.10億円増加しました。本業利益の伸びが資金創出にもつながっています。

中間配当は28円へ増配、期末配当は未定

項目内容
2026年3月期実績中間23円・期末27円・年間50円
2027年3月期予想中間28円・期末未定
変更中間配当は前期比5円増

中間配当は28円を予定していますが、期末配当と年間配当は未定です。したがって、現時点で年間増配を確定事項として扱うことはできません。フリーキャッシュフローは潤沢な一方、成長投資や買収、自社株取得などとの資金配分も確認する必要があります。

今後の注目ポイント

特殊要因を除いた成長とエナジーへの利益集中を確認

日立の利益成長は主要4セクターへ広がっていますが、増益額ではエナジーの寄与が大きくなりました。次回は特殊要因を除いた売上・利益成長、Lumadaを含むデジタル事業の利益率、エナジー大型案件の採算を確認したいところです。あわせて、親会社株主に帰属する利益が本業の伸びに追いつくか、期末配当がどの水準で決まるかも評価を左右します。

まとめ

日立製作所の第1四半期は、主要事業の増収と利益率改善により調整後営業利益が39.5%増加しました。本業とキャッシュフローは強い一方、最終利益は1.4%減で、期末配当も未定です。 上方修正後の達成度だけでなく、特殊要因を除いた成長と利益の広がりを確認することが重要です。

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本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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