【エクスモーション(4394)】生成AI・組込みソフトで成長!事業内容・業績・株価の今後を徹底解説
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エクスモーション(4394)は、組込みソフトウェア開発向けコンサルティングを主力とする企業です。自動車や産業機器などの組込みソフト開発を支援するだけでなく、近年は生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」や教育プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」を展開し、新たな成長分野への投資を進めています。
組込みソフトウェア開発では、ソフトウェアの大規模化や複雑化が進み、開発の上流工程を支援できる企業の重要性が高まっています。さらに、生成AIを活用した開発手法への転換や、あらゆるものをソフトウェアで制御する「SDx(Software Defined Everything)」の普及を背景に、同社の事業環境は大きく変化しています。
2026年11月期第2四半期決算では、営業利益が前年同期比30.2%増となるなど収益性の改善が進みました。自動車業界以外への新規顧客獲得や、生成AIを前提とした新しいコンサルティング契約の受注、CoBrainやEureka Boxの成長など、今後の企業価値向上につながる材料も増えています。
本記事では、エクスモーションの事業内容や業績推移、最新決算のポイントを整理するとともに、今後の成長性や投資するうえで注目したいポイントを分かりやすく解説します。
エクスモーション(4394)は何の会社?
エクスモーションは、組込みソフトウェア開発の上流工程を支援するコンサルティング会社です。
主力事業は、要求分析や要件定義、品質改善、開発プロセスの最適化などであり、自動車や産業機器、ロボット、医療機器など幅広い分野のメーカーを支援しています。単にシステムを受託開発する企業ではなく、ソフトウェア開発を成功へ導くための技術コンサルティングを提供している点が特徴です。
近年は、生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain」や、ソフトウェア開発人材を育成する教育プラットフォーム「Eureka Box」を展開しています。また、生成AIを活用した新しいコンサルティングサービスや、モデルベース開発向けAIソリューションの提供も開始しており、従来のコンサルティング事業に加え、AIを活用した高付加価値サービスの拡大を進めています。
さらに、自動車業界で注目されるSDV(Software Defined Vehicle)をはじめ、あらゆるものをソフトウェアで制御するSDxの流れが加速するなか、組込みソフトウェア開発の重要性は年々高まっています。エクスモーションは、その変化を追い風に事業領域を広げており、中長期的な成長が期待される企業の一つです。
業績推移
| 項目 | 2025年11月期実績 | 2026年11月期会社予想 |
|---|---|---|
| 売上高 | 13.86億円 | 14.51億円 |
| 営業利益 | 1.89億円 | 2.04億円 |
| 経常利益 | 1.94億円 | 2.06億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1.27億円 | 1.33億円 |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 21.06円 | 22.01円 |
| 年間配当 | 20円 | 実質25円※ |
※2026年6月1日実施の1株→2株の株式分割を考慮した実質年間配当。
2025年11月期は過去最高となる売上高を更新し、2026年11月期も増収増益を見込んでいます。
特に営業利益は2億円を超える計画となっており、組込みソフトウェア開発コンサルティングに加え、生成AI関連サービスの成長が業績を押し上げる見通しです。また、年間配当も実質25円へ増配予定となっており、成長投資と株主還元を両立する姿勢が示されています。
2026年11月期通期業績予想
会社は2026年11月期の通期業績予想を据え置いています。
組込みソフトウェア開発を取り巻く市場では、SDx化や生成AIの活用が進み、高度な技術コンサルティングへの需要は引き続き堅調に推移しています。エクスモーションも、自動車業界だけでなく他業種への顧客拡大を進めるとともに、CoBrainやEureka Boxなどのサービス型ビジネスの成長を目指しています。
利益面では、高付加価値案件の増加や生成AIを活用した新サービスの拡大が、今後の収益性向上につながるかが注目ポイントとなるでしょう。
2026年11月期第2四半期決算のポイント
エクスモーションの2026年11月期第2四半期決算は、売上高・利益ともに増加する増収増益決算となりました。
売上高は7.06億円と前年同期比4.6%増でしたが、営業利益は9,793万円と30.2%増、経常利益は1億46万円と29.5%増、中間純利益は6,419万円と31.2%増となっています。売上高以上に利益が大きく伸びたことから、収益性の改善が進んでいることが分かります。
今回の決算で特に注目されたのは、生成AI関連事業の成長です。
会社は、生成AIを活用した新たなコンサルティング支援契約を獲得したほか、要件定義支援サービス「CoBrain」の顧客数が増加したことを明らかにしました。また、教育サービス「Eureka Box」もリスキリング需要を背景に順調に推移しており、新たにモデルベース開発専用のテスト生成AIサービスも開始しています。
さらに、自動車業界以外への新規顧客開拓も進み、高付加価値案件の比率が上昇したことで、売上原価の改善と利益率向上につながりました。組込みソフトウェア開発を取り巻く環境では、SDx化や生成AIの活用が進んでおり、エクスモーションは市場の変化を取り込みながら事業領域を拡大しています。
2026年11月期第1四半期決算のポイント
2026年11月期第1四半期決算では、営業利益が前年同期比54.9%増となり、通期に向けて非常に好調なスタートを切りました。
売上高は前年同期比4.5%増と堅調でしたが、利益率の高いコンサルティング案件の増加や売上原価の改善により、営業利益・経常利益・純利益はいずれも50%を超える増益となりました。
また、この時点からCoBrainの顧客数増加やEureka Boxの成長が確認されており、生成AIを活用したサービスが新たな収益源として育ち始めていることが示されました。第2四半期で発表された新しい生成AIサービスや生成AIを前提としたコンサルティング契約は、この第1四半期から積み重ねてきた取り組みが発展したものと考えられます。
つまり、第1四半期では生成AI事業への投資と顧客基盤の拡大が進み、第2四半期では新サービスの投入や契約拡大によって成果が表れ始めたという流れが読み取れます。短期的な利益だけでなく、継続的な事業成長という点でも評価できる決算内容と言えるでしょう。
エクスモーションの成長戦略
エクスモーションは、組込みソフトウェア開発コンサルティングを基盤としながら、生成AIを活用した高付加価値サービス企業への転換を進めています。
従来のコンサルティング事業では、要求分析や要件定義、品質改善を中心に事業を展開してきました。しかし現在は、生成AIを活用した開発支援や教育サービスを組み合わせることで、従来以上に付加価値の高いサービスを提供できる体制を構築しています。
今後は、CoBrainやEureka Boxに加え、新たな生成AIサービスの拡販が進めば、コンサルティング収益だけに依存しない事業構造への転換が期待されます。また、SDx化が進む自動車や製造業では組込みソフトウェアの重要性がさらに高まると予想されており、市場拡大の恩恵を受ける可能性があります。
今後の注目ポイント
SDx市場の拡大
エクスモーションの今後を考えるうえで最も重要なのが、SDx(Software Defined Everything)市場の拡大です。
従来はハードウェア中心だった自動車や産業機器も、現在ではソフトウェアによって機能を制御・更新する流れが加速しています。自動車業界ではSDV(Software Defined Vehicle)の開発が本格化しており、組込みソフトウェアの重要性はこれまで以上に高まっています。
エクスモーションは、こうした開発の上流工程を支援するコンサルティングを得意としているため、SDx市場の拡大は大きな追い風になるでしょう。
生成AI市場の拡大
生成AIは、ソフトウェア開発の現場でも急速に活用が進んでいます。
エクスモーションは、生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain」を展開しているほか、第2四半期にはモデルベース開発専用のテスト生成AIサービスも開始しました。さらに、生成AIを前提とした新しいコンサルティング契約も獲得しており、AIを活用した開発支援サービスの拡大を進めています。
生成AIの導入が進むほど、企業では「AIを活用できる開発体制」の構築が求められるため、同社の事業機会も広がる可能性があります。
組込みソフトウェア需要の増加
自動車の電動化や自動運転、工場の自動化などを背景に、組込みソフトウェア市場は今後も成長が期待されています。
ソフトウェアの大規模化が進むほど、要求分析や要件定義、品質改善など上流工程の重要性も高まります。
エクスモーションは、開発そのものではなく「開発を成功へ導くコンサルティング」を提供しているため、組込みソフトウェア市場の拡大は中長期的な成長につながるでしょう。
人材育成・リスキリング需要
IT人材不足が深刻化するなか、企業では社員教育やリスキリングへの投資が拡大しています。
エクスモーションの教育サービス「Eureka Box」は、組込みソフトウェア開発の上流工程を学べる教育プラットフォームであり、新人研修や技術者育成など幅広い用途で活用されています。
教育サービスはコンサルティング事業とは異なり、継続利用によるストック型収益へ発展する可能性もあり、今後の成長が期待されます。
AIサービスの収益拡大
現在の売上の中心はコンサルティング事業ですが、中長期ではAIサービスがどこまで収益へ貢献できるかが重要になります。
CoBrainや新たな生成AIサービスの利用企業が増えれば、ライセンス収入や継続利用による売上が積み上がり、利益率の改善も期待できます。
従来の人材稼働型ビジネスからサービス型ビジネスへの転換が進めば、企業価値の向上にもつながるでしょう。
今後の成長性
エクスモーションの今後の成長を考えるうえで重要なのは、既存事業の安定成長とAIサービスの拡大が同時に進んでいることです。
組込みソフトウェア向けコンサルティング事業は、自動車や製造業を中心に安定した需要があり、SDx化の進展によって市場拡大が期待されています。一方で、CoBrainやEureka Box、新たな生成AIサービスは、従来のコンサルティング事業に新たな収益源を加える存在として成長が期待されています。
特に、生成AIを活用した新しいコンサルティングモデルが軌道に乗れば、高付加価値サービスの比率が高まり、収益性の向上にもつながる可能性があります。今後は、AIサービスの利用拡大と新規顧客の獲得が、中長期的な企業価値を左右する重要なポイントとなるでしょう。
投資するうえでの注目ポイント
エクスモーションへ投資する際は、四半期ごとの利益だけでなく、事業の成長性にも注目することが重要です。
まず確認したいのは、CoBrainや新しい生成AIサービスの導入企業がどこまで増えるかです。AIサービスが収益の柱へ成長すれば、利益率の改善が期待できます。
次に、自動車業界以外への顧客拡大です。顧客基盤の多様化が進めば、特定業界への依存度が低下し、業績の安定化につながります。
また、Eureka Boxの利用拡大や新サービスの展開状況、営業利益率の推移なども継続的に確認したいポイントです。
一方で、コンサルティング事業は人材確保が成長の鍵を握ります。優秀なコンサルタントの採用や育成が順調に進むかどうかも、中長期的な成長を判断するうえで重要になるでしょう。
まとめ
エクスモーション(4394)は、組込みソフトウェア開発コンサルティングを主力としながら、生成AIや教育サービスへ事業領域を拡大している企業です。
2026年11月期第2四半期決算では営業利益が前年同期比30.2%増となり、生成AIを活用した新たなコンサルティング契約や「CoBrain」「Eureka Box」の成長が収益性の改善につながりました。今後は、モデルベース開発向け生成AIサービスの拡販やSDx市場の拡大も追い風になると期待されます。
短期的には四半期ごとの業績やAIサービスの進捗を確認する必要がありますが、中長期では組込みソフトウェア市場の成長と生成AI関連事業の拡大が企業価値を左右する重要なポイントになるでしょう。
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本記事は投資判断を推奨するものではありません。
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