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【スマートドライブ(5137)】インターゾーン子会社連結で売上高36.5%増!営業利益19.4%増で通期予想は据え置き

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スマートドライブ(5137)は2026年8月13日、2026年9月期第3四半期決算を発表しました。

第3四半期累計の売上高は前年同期比36.5%増の28億82百万円、営業利益は同19.4%増の3億09百万円となり、増収増益を確保しました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は81.9%増となっていますが、インターゾーン取得に伴う特別利益が含まれているため、本業の成長を見る際には営業利益を中心に確認する必要があります。

今回の決算では、2026年1月に完全子会社化したインターゾーンの業績を2月以降連結したことも、売上高の大幅な増加に影響しています。また、通期業績予想については修正されず、売上高45億83百万円、営業利益7億43百万円などの従来予想が据え置かれました。

この記事では、スマートドライブの2026年9月期第3四半期決算について、決算短信の内容をもとに業績のポイントや増収増益の背景、通期業績予想に対する進捗状況、今後確認したいポイントを詳しく解説します。

この記事で分かること
  • スマートドライブの2026年9月期第3四半期決算のポイント
  • 売上高36.5%増・営業利益19.4%増となった理由
  • インターゾーンの子会社連結が業績に与えた影響
  • 純利益81.9%増となった背景と特別利益の影響
  • 通期業績予想に対する第3四半期の進捗状況
  • 今後の決算で確認したい業績・利益面のポイント
まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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売上高36.5%増!2026年9月期第3四半期決算を解説

スマートドライブの2026年9月期第3四半期決算は、売上高36.5%増、営業利益19.4%増の増収増益となりました。

売上高の伸びが大きく、前年同期から約7億70百万円増加しています。一方、営業利益の増加率は売上高を下回っており、単純な「大幅増収=利益も同じペースで成長」という決算ではありません。今回の決算では、売上規模の拡大とともに費用面も確認する必要があります。決算短信によると、売上高は28億82百万円、営業利益は3億09百万円となりました。

業績概要

項目2026年9月期第3四半期前年同期比
売上高28億82百万円+36.5%
営業利益3億09百万円+19.4%
経常利益3億03百万円+24.6%
四半期純利益2億87百万円+81.9%

経常利益は前年同期比24.6%増の3億03百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同81.9%増の2億87百万円となりました。全体としては、売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてが前年同期を上回る結果です。

ただし、純利益については注意が必要です。第3四半期累計では、インターゾーン取得に伴う段階取得に係る差益1億00百万円が特別利益として計上されています。そのため、純利益81.9%増という数字だけを見て、本業の利益が同じペースで拡大したと判断するのは適切ではありません。

今回の決算では、営業利益19.4%増という本業の利益成長を軸に評価することが重要です。

インターゾーンの子会社連結が売上高を押し上げた

今回の売上高36.5%増を確認するうえで重要なのが、インターゾーンの連結です。

スマートドライブは2026年1月にインターゾーンの株式を追加取得して完全子会社化し、2026年2月以降の業績を連結しています。さらに第3四半期では、インターゾーンを3カ月間フルに連結しています。

そのため、今回の売上高28億82百万円という実績には、インターゾーンの業績も含まれています。

決算短信では、インターゾーンについて、自動車アフターマーケット業界向けのクラウドCRMやコールセンター運営を中心とするBPO、Webマーケティング支援を含むBPaaS事業がグループの事業領域に加わったと説明しています。

したがって、今回の売上高36.5%増は、既存の業績拡大に加えて連結範囲の拡大も含んだ増収として捉える必要があります。

営業利益は19.4%増と増益を確保

営業利益は3億09百万円となり、前年同期の2億59百万円から約5,000万円増加しました。増益は確保しているものの、売上高の36.5%増に対して営業利益は19.4%増にとどまっています。

損益計算書を見ると、売上原価は前年同期の8億22百万円から10億49百万円へ増加し、販売費及び一般管理費も10億30百万円から15億23百万円へ増加しています。

つまり、売上規模が拡大する一方で、費用も大きく増加したことが営業利益の伸びを抑えたと考えられます。

今回の決算は、売上高36.5%増という非常に強い増収が目立つ一方、利益面では営業利益19.4%増にとどまっています。そのため、今後は売上高の成長だけでなく、売上拡大をどこまで利益成長につなげられるかが重要になります。

営業利益19.4%増の理由は?インターゾーン連結と費用増加を分析

スマートドライブの営業利益は前年同期比19.4%増となりました。売上高が36.5%増加したことを考えると、利益の伸びはやや抑えられています。

その背景を確認すると、インターゾーンの子会社連結によって売上規模が拡大した一方、売上原価や販売費及び一般管理費も増加したことが分かります。今回の決算では、増収の規模だけでなく、増収をどれだけ利益につなげられたのかを見ることが重要です。

インターゾーンの連結で売上規模が拡大

スマートドライブは2026年1月にインターゾーンの株式を追加取得して完全子会社化し、2026年2月以降の業績を連結しています。さらに第3四半期では、インターゾーンを3カ月間フルに連結しました。

この影響もあり、第3四半期累計の売上高は28億82百万円まで拡大しました。前年同期の21億12百万円から約7億70百万円増えており、連結範囲の拡大が今回の増収を考えるうえで重要な要素となっています。

一方で、今回の売上高36.5%増をすべて既存事業のオーガニックな成長と考えるのは適切ではありません。インターゾーンの連結による増収効果も含まれているため、今後は連結後の業績がどのように推移するのかを確認する必要があります。

売上原価と販管費も増加

損益計算書を見ると、売上高だけでなく費用も増加しています。

売上原価は前年同期の8億22百万円から10億49百万円へ増加しました。また、販売費及び一般管理費は10億30百万円から15億23百万円へ増加しています。

特に販管費は約4億93百万円増加しており、売上高の増加に伴って費用負担も大きくなっています。その結果、売上総利益は12億89百万円から18億32百万円へ増加したものの、営業利益は2億59百万円から3億09百万円への増加にとどまりました。

つまり今回の決算は、売上規模は大きく拡大したものの、その増収分がそのまま営業利益の大幅な増加につながったわけではないという点がポイントです。

純利益81.9%増は特別利益の影響に注意

親会社株主に帰属する四半期純利益は2億87百万円となり、前年同期比81.9%増となりました。

営業利益の19.4%増と比較すると、純利益の伸びが非常に大きくなっています。この理由の一つが、インターゾーン取得に伴う段階取得に係る差益1億00百万円を特別利益として計上したことです。

そのため、今回の決算を評価する際には、純利益81.9%増という数字だけを強調するのではなく、本業の収益力を示す営業利益19.4%増を中心に見る必要があります

なお、経常利益は前年同期比24.6%増の3億03百万円となっています。営業外収益が増加した一方、支払利息も前年同期の約4百万円から約16百万円へ増加しているため、今後はインターゾーンの連結に伴う財務負担も確認したいところです。

通期業績予想は据え置き

2026年9月期の通期業績予想については、今回の決算で修正されていません。会社は売上高45億83百万円、営業利益7億43百万円、経常利益7億25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億90百万円を予想しています。

項目2026年9月期通期予想3Q累計実績進捗率
売上高45億83百万円28億82百万円62.9%
営業利益7億43百万円3億09百万円41.6%
経常利益7億25百万円3億03百万円41.9%
純利益8億90百万円2億87百万円32.3%

第3四半期までの売上高進捗率は62.9%となっています。一方、営業利益は41.6%にとどまっており、通期営業利益予想7億43百万円に対して、残り約4億34百万円を第4四半期で稼ぐ必要があります

第3四半期決算だけを見ると増収増益ですが、通期予想に対する利益進捗を考えると、必ずしも余裕のある状態とはいえません。

したがって、今回の決算を評価するうえでは、インターゾーン連結による売上規模の拡大を今後どこまで利益成長につなげられるかが重要です。第4四半期では、営業利益の進捗をどこまで高められるかが、通期業績予想の達成を判断するポイントになります。

スマートドライブの今後は?通期営業利益7億43百万円の達成が焦点

スマートドライブの2026年9月期第3四半期決算は増収増益となりましたが、通期業績予想に対する営業利益の進捗率は41.6%にとどまっています。

一方、売上高の進捗率は62.9%まで進んでいるため、売上規模については一定の進捗が確認できます。今後の焦点は、第4四半期に営業利益をどこまで積み上げ、通期予想を達成できるかです。

通期営業利益7億43百万円を達成できるか

会社は2026年9月期について、売上高45億83百万円、営業利益7億43百万円を予想しており、今回の第3四半期決算でも業績予想を据え置きました。

第3四半期累計の営業利益は3億09百万円です。そのため、通期予想を達成するには、第4四半期だけで約4億34百万円の営業利益を確保する必要があります。

単純に第3四半期までの進捗率を見ると、売上高に対して営業利益の進捗が遅れていることが分かります。

ただし、第3四半期累計の業績にはインターゾーンの連結開始による影響が含まれています。インターゾーンは2026年2月から連結され、第3四半期では3カ月間フルに連結されています。

したがって、第4四半期では連結後の事業規模を活かしながら、どこまで利益を積み上げられるかが重要になります。

売上高の成長を利益成長につなげられるか

今回の決算で最も確認したいのが、売上高の増加と営業利益の増加率に差があることです。

第3四半期累計の売上高は前年同期比36.5%増となりましたが、営業利益は19.4%増でした。売上高の増加率を営業利益の増加率が下回っているため、今後は売上規模の拡大だけでなく、利益率の改善が重要になります。

実際に、販売費及び一般管理費は前年同期の10億30百万円から15億23百万円へ増加しています。売上高が増加するなかで販管費も大きく膨らんでいるため、今後売上規模がさらに拡大した際に、費用増加を抑えながら営業利益を伸ばせるかがポイントになります。

売上高の成長率と営業利益の成長率の差が縮小してくれば、収益性の改善が確認できます。次回決算では、この点を確認したいところです。

インターゾーン連結後の業績に注目

今回の決算では、インターゾーンの連結によってグループの売上規模が拡大しています。

一方で、今回の決算短信だけでは、インターゾーン単体の業績数値は開示されていません。そのため、今回の売上高36.5%増のうち、インターゾーン連結がどの程度寄与したのかを具体的な金額で判断することはできません

ここは無理に推測せず、次回以降の決算で連結後の業績推移を確認するのが適切です。

特に、インターゾーンを含む新しい連結体制で売上高を伸ばしながら、営業利益率も改善できるようになれば、今回の増収を一過性ではなく、今後の利益成長につなげられる可能性があります。

財務面では負債の増加にも注意

業績だけでなく、財務状態にも変化が見られます。

2026年6月末の総資産は45億15百万円、純資産は13億89百万円、自己資本比率は30.6%となりました。前期末と比較すると、総資産は23億94百万円から大きく増加しています。

一方、負債は12億47百万円から31億26百万円へ増加しており、長期借入金も5億60百万円から14億53百万円へ増えています。

インターゾーンの完全子会社化などによって事業規模が拡大する一方、財務面では負債も増加しています。そのため今後は、業績の成長だけでなく、利益を積み上げながら財務基盤をどのように改善していくかも確認する必要があります。

次回決算で確認したいポイント

スマートドライブの次回決算では、まず通期営業利益7億43百万円を達成できるかが最大のポイントになります。

第3四半期までの営業利益は3億09百万円にとどまっているため、第4四半期で大きく利益を積み上げる必要があります。

また、インターゾーンの連結によって拡大した売上規模を、どこまで営業利益につなげられるかも重要です。売上高36.5%増という成長を維持しながら営業利益率が改善すれば、今回の増収に対する評価も変わってくるでしょう。

今回の決算は、売上高36.5%増、営業利益19.4%増という増収増益を確保した一方、通期営業利益予想に対する進捗には課題が残る決算と評価できます。

今後は、インターゾーン連結後の業績が定着するか、売上成長を利益成長につなげられるか、そして通期営業利益7億43百万円を達成できるか。この3点を中心に確認していきたいところです。

まとめ

スマートドライブ(5137)の2026年9月期第3四半期決算は、売上高36.5%増、営業利益19.4%増となる増収増益でした。売上高は28億82百万円、営業利益は3億09百万円となり、前年同期を上回る業績を確保しています。

今回の決算で特に注目したいのが、インターゾーンを完全子会社化し、2026年2月以降の業績を連結していることです。第3四半期では同社を3カ月間フルに連結しており、今回の売上高36.5%増には連結範囲の拡大による影響も含まれています。

一方、営業利益は19.4%増となりました。売上高の増加率を下回っている背景には、売上原価や販売費及び一般管理費の増加があります。特に販管費は前年同期の10億30百万円から15億23百万円へ増加しており、今後は売上規模の拡大をどこまで利益成長につなげられるかが重要です。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比81.9%増となりましたが、インターゾーン取得に伴う段階取得に係る差益1億00百万円が特別利益として計上されています。そのため、純利益の大幅増をそのまま本業の成長と捉えるのではなく、営業利益19.4%増を中心に評価する必要があります。

通期業績予想については修正されておらず、売上高45億83百万円、営業利益7億43百万円が据え置かれています。第3四半期までの営業利益は3億09百万円で、通期予想に対する進捗率は約41.6%です。したがって、残りの第4四半期で約4億34百万円の営業利益を確保できるかが、通期予想達成の焦点になります。

今回の決算をまとめると、インターゾーンの連結によって売上規模を拡大し、増収増益を確保した点は評価できます。一方で、営業利益の進捗や販管費の増加を考えると、今後の利益成長には確認すべきポイントも残っています。

次回以降は、インターゾーン連結後の業績がどのように推移するのか、売上高の成長を営業利益の増加につなげられるのか、そして通期営業利益7億43百万円を達成できるのかを確認したいところです。

「売上高36.5%増」という成長率だけで判断するのではなく、連結範囲の変更、利益率、通期進捗まで確認することが、今回のスマートドライブの決算を評価するうえで重要です。

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双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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