【BRANU(460A)】新規顧客獲得とクロスセルが成長を牽引|売上高39.8%増・営業利益60.0%増
BRANUの2026年10月期第3四半期は、売上高だけでなく利益も大きく伸びました。支店規模の拡大と営業体制の強化によって新規顧客が増え、既存顧客へのクロスセル、アップセルも進んでいます。
建設DXへの需要を取り込んだ成長が、ストック型収益の積み上がりと利益率の改善につながった決算です。さらに会社は、今回の実績を踏まえて通期予想を上方修正しました。

新規顧客と既存顧客の利用拡大が重なった2026年10月期第3四半期
営業体制の強化が売上成長につながる
第3四半期累計の売上高は20億7,806万円、営業利益は3億873万円でした。前年同期と比べると、売上高は39.8%増、営業利益は60.0%増です。
| 項目 | 2026年10月期第3四半期累計 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,078百万円 | 39.8%増 |
| 営業利益 | 308百万円 | 60.0%増 |
| 経常利益 | 290百万円 | 52.9%増 |
| 四半期純利益 | 189百万円 | 41.0%増 |
会社が挙げた成長要因は明快です。支店規模を広げて営業体制を強化したことで新規顧客の獲得が進みました。加えて、既存顧客では建設業向け統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」のクロスセルとアップセルが好調でした。
新規契約だけに頼らず、既存顧客の利用範囲も広がっているため、ストック型の収益基盤が厚くなっています。売上の伸びに継続性を持たせるうえで、ここは大切な変化です。
売上総利益率と営業利益率がそろって改善
売上総利益は17億690万円で、前年同期の12億72万円から42.2%増えました。売上総利益率は80.8%から82.1%へ上昇しています。
販管費は営業体制の拡大に伴って増えたものの、粗利益の伸びが上回り、営業利益率は13.0%から14.9%へ改善しました。売上の規模だけでなく、利益の残り方も良くなったことが、営業利益60.0%増につながっています。
上方修正後の営業利益予想に対する進捗率は65.8%
通期は売上高29億5,500万円、営業利益4億6,900万円を見込む
会社は第3四半期までの業績を踏まえ、通期予想を上方修正しました。修正後は売上高29億5,500万円、営業利益4億6,900万円を見込んでいます。
| 項目 | 第3四半期累計実績 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,078百万円 | 2,955百万円 | 70.3% |
| 営業利益 | 308百万円 | 469百万円 | 65.8% |
| 経常利益 | 290百万円 | 452百万円 | 64.3% |
| 当期純利益 | 189百万円 | 292百万円 | 65.0% |
単純計算では、第4四半期に必要な営業利益は約1億6,026万円です。季節性を無視した達成判断はできませんが、上方修正後の計画に対しても残り3か月の収益が重要であることは分かります。配当予想は0円のままです。
顧客数だけでなくアップセルの持続性を見たい
次回の確認点は、新規顧客の獲得ペースと、既存顧客へのクロスセル・アップセルが続くかどうかです。営業人員や拠点を増やすほど販管費も膨らむため、粗利益の伸びが費用増を上回る状態を保てるかが利益成長を左右します。
あわせて、売掛金の増加や貸倒引当金の動きも見ておきたいところです。顧客基盤の拡大が売上と利益だけでなく、回収面でも安定しているかを確認すると、成長の質を捉えやすくなります。
まとめ
BRANUの第3四半期は、新規顧客の獲得と既存顧客へのクロスセルが重なり、売上高39.8%増、営業利益60.0%増となりました。粗利益率と営業利益率も改善しており、増収が利益へしっかりつながっています。
通期予想は上方修正されました。残る第4四半期では、営業体制を広げながら利益率を維持できるか、ストック型収益の積み上がりが続くかに注目です。
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