【ローツェ(6323)】AI・データセンター投資が追い風|営業利益42.4%増・増配
ローツェの2027年2月期中間期は、売上高が前年同期比21.5%増、営業利益が同42.4%増となりました。生成AIとデータセンター向け投資の拡大を背景に、主力の半導体・FPD関連装置が伸びています。
会社は通期予想を上方修正し、年間配当予想も17円から28円へ引き上げました。高い利益率を保ちながら成長できている点が、今回の決算の強さです。
AI・データセンター向け設備投資を取り込み営業利益42.4%増となった中間期
| 項目 | 今回 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 797億33百万円 | 656億2百万円 | 21.5%増 |
| 営業利益 | 230億96百万円 | 162億14百万円 | 42.4%増 |
| 経常利益 | 245億38百万円 | 145億72百万円 | 68.4%増 |
| 純利益 | 158億39百万円 | 108億72百万円 | 45.7%増 |
半導体・FPD関連装置がほぼ全体をけん引
半導体・FPD関連装置事業は、売上高793億57百万円で21.6%増、セグメント利益239億69百万円で43.0%増でした。データセンター市場の成長により半導体製造設備への投資が活発となり、主力事業が全社の成長をほぼそのまま支えています。
一方、ライフサイエンス事業は売上高3億76百万円、セグメント損失1億47百万円でした。規模は小さいものの、赤字が続いている点は切り分けて見る必要があります。
売上以上に利益が伸び営業利益率は約29%へ
営業利益率は前年同期の約24.7%から約29.0%へ上昇しました。主力装置の売上増によって固定費を吸収しやすくなり、利益の伸びが売上を上回っています。
経常利益は68.4%増と営業利益以上に伸びましたが、会社は為替の影響もあったと説明しています。本業の改善と営業外要因を分けて評価したいところです。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 進捗・増減 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,800億7百万円 | 44.3% |
| 営業利益 | 530億78百万円 | 43.5% |
| 純利益 | 377億79百万円 | 41.9% |
会社は通期予想を上方修正し、売上高1,800億7百万円、営業利益530億78百万円を見込みます。中間期時点の進捗率は営業利益で約43.5%で、下期により大きく稼ぐ計画です。
年間配当予想も17円から28円へ11円増配されました。業績の上振れを株主還元へ反映しています。
今後の注目ポイント
今後は、生成AI向けの半導体設備投資が続き、下期の売上計画を達成できるかが中心になります。中間期末の棚卸資産は前期末から58億70百万円増えているため、増産に向けた在庫が売上へ転換されるかを確認したいところです。
ライフサイエンス事業の赤字縮小も課題です。主力の成長が強い今こそ、非主力事業の採算改善が進むかも見逃せません。
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まとめ
ローツェはAI・データセンター投資を主力装置の売上と利益へつなげ、営業利益率を約29%まで高めました。上方修正と増配も好材料です。次は下期偏重の計画をこなしながら、在庫増加とライフサイエンス事業の赤字を管理できるかが焦点です。
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