【アドテック プラズマ テクノロジー(6668)】半導体向け受注が急回復|営業利益41.7%増・来期倍増予想
アドテック プラズマ テクノロジーの2026年8月期は、売上高が前期比9.5%増、営業利益が同41.7%増となりました。前期後半に悪化した受注環境が第2四半期以降に好転し、半導体製造装置メーカーの生産・調達活動が戻っています。
より目を引くのは、受注高が前期比89.4%増、受注残高が同168.5%増となった点です。会社は来期の営業利益を2倍超と予想し、年間配当も50円へ増やす計画を示しました。
半導体向け受注回復と高付加価値化で営業利益41.7%増となった本決算
| 項目 | 今回 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 138億84百万円 | 126億80百万円 | 9.5%増 |
| 営業利益 | 25億62百万円 | 18億8百万円 | 41.7%増 |
| 経常利益 | 30億10百万円 | 18億97百万円 | 58.6%増 |
| 純利益 | 21億27百万円 | 20億7百万円 | 6.0%増 |
第2四半期以降に半導体向け受注が好転
AI・クラウド投資を背景に、サーバーやデータセンター向け高性能半導体の設備投資が堅調でした。国際的な通商環境の変化で悪化していた受注環境も、第2四半期以降に回復しています。
主力の半導体・液晶関連事業は売上高130億59百万円で15.3%増、営業利益24億38百万円で43.2%増でした。一方、研究機関・大学関連事業は前期の大型案件の反動で売上高39.0%減となっています。
受注残高は168.5%増、利益率も18.5%へ改善
全社受注高は210億55百万円で89.4%増、受注残高は114億26百万円で168.5%増でした。半導体・液晶関連だけを見ると、受注高は109.0%増、受注残高は223.8%増です。
営業利益率は14.3%から18.5%へ上昇しました。受注回復への対応としてベトナム子会社で人員と設備を増強しており、増産体制が次期の売上と利益へつながるかが重要です。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 進捗・増減 |
|---|---|---|
| 売上高 | 215億円 | 前期比54.8%増 |
| 営業利益 | 53億円 | 前期比106.8%増 |
| 純利益 | 37億円 | 前期比73.9%増 |
2027年8月期は売上高215億円、営業利益53億円を見込みます。営業利益は前期の2倍超という強い計画で、積み上がった受注残の消化を前提としています。
年間配当予想は50円で、前期の30円から20円増配です。業績成長を還元へ反映した形ですが、まずは生産能力の拡充が計画どおり進むかを見たいところです。
今後の注目ポイント
受注残は十分にありますが、ベトナム拠点の人員・設備増強が遅れれば売上計上時期もずれます。受注残高だけでなく、四半期ごとの生産・販売実績を追う必要があります。
営業キャッシュフローは21億円と黒字を確保したものの、棚卸資産増加などで前期から減少しました。増産に伴う運転資金と、有利子負債112億66百万円の動きも確認したいポイントです。
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まとめ
アドテック プラズマ テクノロジーは、半導体向け受注の急回復を利益率改善へつなげました。受注残高と来期予想は力強く、増配も計画しています。次の焦点は、増産投資を遅れなく立ち上げ、受注を売上とキャッシュへ変えられるかです。
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