【古野電気(6814)】船舶・防衛・教育ICTが好調|営業利益38.3%増・増配
古野電気の2027年2月期中間期は、売上高が前年同期比16.4%増、営業利益が同38.3%増となりました。主力の船舶用事業に加え、防衛、GNSS、教育ICT向けがそろって伸びています。
会社は通期予想を上方修正し、年間配当予想も210円へ引き上げました。一方、純利益は2.4%減です。本業が好調でも最終利益が減った理由まで分けて見ていきます。
船舶・防衛・教育ICTがそろって伸び営業利益38.3%増
| 項目 | 今回 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 799億17百万円 | 16.4%増 |
| 営業利益 | 128億66百万円 | 38.3%増 |
| 経常利益 | 137億81百万円 | 35.5%増 |
| 純利益 | 99億48百万円 | 2.4%減 |
船舶の新造・換装需要が主力事業をけん引
船舶用事業は売上高677億94百万円で13.0%増、セグメント利益122億12百万円で28.3%増でした。商船の新造需要に加え、既存船の機器更新や保守サービスも伸びています。
為替の円安も海外売上を押し上げましたが、利益成長の中心は機器販売とサービス需要です。主力事業が売上・利益の両面で安定している点は強みといえます。
防衛・GNSS・教育ICTが成長の幅を広げた
産業用事業は売上高34.3%増、セグメント利益339.8%増となりました。ITS・GNSS機器に加え、防衛関連の受注残が売上へつながっています。
無線LAN・ハンディターミナル事業も売上高69.2%増となり、教育ICT向けが寄与しました。純利益が2.4%減ったのは本業の悪化ではなく、前年同期の法人税負担が極めて小さかった反動です。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 前期比・状況 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,580億円 | 12.4%増 |
| 営業利益 | 210億円 | 29.3%増 |
| 純利益 | 170億円 | 1.6%増 |
会社は通期予想を上方修正しました。中間期の営業利益進捗率は約61.3%で、高い進捗となっています。
年間配当予想は210円です。中間115円、期末95円を予定し、前期の160円から50円増配となります。
今後の注目ポイント
主力の船舶用機器は好調ですが、造船需要や為替の影響を受けます。新造船向けだけでなく、換装・保守という継続需要がどこまで利益を支えるかを確認したいところです。
防衛や教育ICTは上期に大きく伸びました。受注残や政策需要を実際の売上へ変えながら、高いセグメント利益率を維持できるかも次の注目点です。
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まとめ
古野電気は船舶用機器を軸に、防衛・GNSS・教育ICTまで成長分野が広がりました。純利益は税負担の反動で減りましたが、本業は大幅増益です。上方修正後の計画と増配を支える事業の持続性を追いたい決算です。
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