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決算分析【Sansan(4443)】Bill Oneが高成長継続|利益率改善で通期予想を上方修正

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Sansanが2026年5月期第3四半期決算を発表しました。

Bill Oneの高成長が続いたほか、利益率改善も進み、通期業績予想の下限を上方修正しています。

名刺管理のSansanに加え、請求書管理のBill One、契約DXのContract Oneまで成長領域が広がっており、投資家からの注目度も高まっています。

この記事で分かること

  • Sansanの2026年5月期第3四半期決算の内容
  • 売上高や利益がどの程度伸びたのか
  • Bill OneやSansan事業の成長状況
  • 通期業績予想の上方修正内容
  • 今後の注目ポイント

まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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2026年5月期第3四半期決算概要

Sansanの2026年5月期第3四半期累計の売上高は392億円、調整後営業利益は60億円となりました。

売上高は前年同期比26.1%増、調整後営業利益は前年同期比131.1%増と大幅な増益になっています。

特に利益面では、人件費率低下や売上総利益率の改善が寄与し、営業利益は前年同期比214.5%増まで拡大しました。

項目2025年5月期3Q2026年5月期3Q前年同期比
売上高311億円392億円+26.1%
調整後営業利益26億円60億円+131.1%
営業利益18億円59億円+214.5%
経常利益18億円59億円+220.2%
純利益16億円41億円+142.1%

売上高の成長に加えて利益率も改善しており、成長投資を続けながら利益を伸ばせている点は評価されやすいです。

Bill Oneが高成長を維持

Sansanの成長ドライバーとなっているのが、請求書管理サービスのBill Oneです。

Bill One売上高は前年同期比40.7%増の98億円となり、高成長を維持しました。

有料契約件数は4,924件と前年同期比36.1%増、MRR(月次固定収益)も11.5億円まで拡大しています。

さらに、Bill Oneの直近12カ月平均月次解約率は0.30%と低く、契約件数の積み上がりが続いています。

Bill One指標2025年5月期3Q2026年5月期3Q前年同期比
売上高70億円98億円+40.7%
MRR8.45億円11.56億円+36.8%
有料契約件数3,619件4,924件+36.1%
月次解約率0.39%0.30%改善

AI機能を活用した新機能開発も進めており、今後もBill OneがSansan全体の成長を支える構図が続きそうです。

主力のSansan事業も堅調

法人向け名刺管理サービスのSansanも堅調でした。

Sansan売上高は230億円と前年同期比17.9%増となっています。

契約件数は11,807件と前年同期比12.8%増、契約当たり月次ストック売上高も210千円まで上昇しました。

一方で、直近12カ月平均月次解約率は0.54%と前年よりやや上昇しましたが、依然として1%未満の低水準を維持しています。

Sansan指標2025年5月期3Q2026年5月期3Q前年同期比
売上高195億円230億円+17.9%
契約件数10,463件11,807件+12.8%
契約当たり月次売上高207千円210千円+1.4%
月次解約率0.41%0.54%+0.13pt

名刺管理市場で85.8%のシェアを持っており、競争優位性は依然として高い状況です。

Eight事業も高成長

Eight事業の売上高は47億円となり、前年同期比38.5%増でした。

特にBtoBサービスが好調で、Eight Teamやビジネスイベント、採用関連サービスが成長しています。

Eight Teamの契約件数は5,966件と前年同期比13.9%増でした。

一方で、新たな大型イベント開催に向けた先行投資があり、第3四半期単体では利益が減少しています。

通期予想を上方修正

Sansanは第3四半期までの好調な進捗を受け、通期予想を上方修正しました。

売上高予想は535億円〜540億円、調整後営業利益予想は80億円〜86億円となっています。

前回予想比では、売上高下限が1.6%増、調整後営業利益下限が17.3%増に引き上げられました。

項目前回予想修正後予想
売上高527億円〜540億円535億円〜540億円
調整後営業利益68億円〜86億円80億円〜86億円
調整後営業利益率13.0〜16.0%15.0〜16.0%

Bill OneやEight事業の成長に加え、利益率改善が想定以上に進んでいることが上方修正の背景です。

今後の注目ポイント

今後の注目点は以下の通りです。

  • Bill Oneの高成長がどこまで続くか
  • Contract Oneが次の成長事業になるか
  • AI機能強化による単価上昇
  • 利益率改善が継続するか
  • 2027年5月期の営業利益率目標引き上げ

Sansanは2027年5月期の調整後営業利益率目標を18〜23%から20〜23%へ引き上げています。

売上成長だけではなく、利益率改善まで進んでいるため、投資家からは「高成長SaaS」から「利益も伸びるSaaS」へ評価が変わる可能性があります。

まとめ

Sansanの2026年5月期第3四半期決算は、Bill Oneの高成長と利益率改善が目立つ内容でした。

売上高は前年同期比26.1%増、調整後営業利益は前年同期比131.1%増と大幅増益になっており、通期予想も上方修正されています。

特にBill Oneの成長が続いていることから、今後もSansan全体の業績をけん引する可能性があります。

Contract OneやAI関連機能の拡大も進めば、さらに成長余地が広がりそうです。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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