【放電精密加工研究所(6469)】航空・宇宙とガスタービンが伸長|営業利益83.7%増・増配
放電精密加工研究所の2027年2月期中間期は、売上高が前年同期比21.6%増、営業利益が同83.7%増となりました。航空機エンジン部品、防衛装備品、ガスタービン部品がそろって伸び、利益率も大きく改善しています。
受注高も前年同期比30.3%増と好調です。会社は通期予想を上方修正し、期末配当も18円から25円へ引き上げました。
航空・宇宙とガスタービンの高付加価値品が伸び営業利益83.7%増となった中間期
| 項目 | 今回 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 86億36百万円 | 71億1百万円 | 21.6%増 |
| 営業利益 | 11億32百万円 | 6億16百万円 | 83.7%増 |
| 経常利益 | 10億76百万円 | 5億71百万円 | 88.2%増 |
| 純利益 | 7億32百万円 | 3億43百万円 | 113.3%増 |
放電加工・表面処理が全体を引っ張った
主力の放電加工・表面処理は、売上高61億73百万円で27.2%増、セグメント利益14億69百万円で46.7%増でした。航空機需要の高まりでエンジン部品が伸び、防衛力整備の拡充を背景に防衛装備品の需要も増えています。
環境・エネルギー分野では、電力需要の増加に加え、前年に能力増強したガスタービン部品の設備が段階的に稼働しました。売上拡大と設備稼働の上昇が重なったことで、スケールメリットが出ています。
高付加価値品の増加で利益率が改善
営業利益率は前年同期の約8.7%から約13.1%へ上昇しました。航空・宇宙の生産量増加に加え、ガスタービン向け高付加価値品の売上増が収益性を押し上げています。
金型は高付加価値のセラミックスハニカム押出用金型が伸び、機械装置等も価格改定と内製化で増益でした。主力だけでなく、全セグメントが増益だった点も今回の強さです。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 進捗・増減 |
|---|---|---|
| 売上高 | 170億67百万円 | 50.6% |
| 営業利益 | 18億32百万円 | 61.8% |
| 純利益 | 11億51百万円 | 63.6% |
会社は通期予想を上方修正し、営業利益18億32百万円を見込みます。中間期の進捗率は約61.8%と高く、上期の好調さを計画へ反映しました。
期末配当予想も18円から25円へ7円増配されています。業績改善が株主還元へつながった点は素直に評価できます。
今後の注目ポイント
受注高は96億77百万円で前年同期比30.3%増えました。とくに放電加工・表面処理は38.5%増で、下期以降の売上を支える材料です。
一方、営業キャッシュフローは利益が増えたにもかかわらず、売上債権の増加や仕入債務の減少により前年同期を下回りました。受注拡大が売上と現金回収へ順調につながるかも確認したいところです。
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まとめ
航空・宇宙、防衛、ガスタービンという成長分野の需要が重なり、放電精密加工研究所は売上・利益・受注を大きく伸ばしました。上方修正と増配も伴っています。次は高い受注を消化しながら、利益率とキャッシュ創出を維持できるかが焦点です。
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