【グローバルセキュリティエキスパート(4417)】何の会社?サイバーセキュリティ教育から診断・対策まで支援する事業内容を解説
グローバルセキュリティエキスパート(4417)は、企業のサイバーセキュリティ対策を支援する専門企業です。公式サイトでは自社を「サイバーセキュリティ教育カンパニー」と位置付け、セキュリティ教育を軸に、企業のセキュリティ対策を幅広く支援しています。
同社の特徴は、セキュリティ製品を単純に販売する会社ではないことです。企業がサイバーセキュリティ対策を進める際に必要となる、セキュリティに関する知識を身につけること、リスクを把握すること、組織や運用体制を整えること、実際の対策を行うことまで、複数の段階に対応しています。
公式サイトでも、顧客の課題を「セキュリティを学ぶ」「リスクを見つける」「強い組織・運用体制を作る」「セキュリティ事故を防ぐ」といった形で整理しています。
つまり、グローバルセキュリティエキスパートは、企業がサイバー攻撃から自社を守るために必要な知識・体制・対策を支援する会社と考えると分かりやすいでしょう。
グローバルセキュリティエキスパートは何の会社?
サイバーセキュリティ教育を軸に事業を展開
グローバルセキュリティエキスパートは、社名の通りセキュリティを専門とする企業ですが、公式サイトで特に強調しているのが「教育」です。
サイバーセキュリティでは、セキュリティ製品を導入するだけでは十分ではありません。従業員が攻撃の手口やリスクを理解し、適切に対応できることも重要です。また、企業側に専門的な知識を持つ人材がいなければ、導入したセキュリティ対策を十分に活用することも難しくなります。
そこで同社は、企業向けのセキュリティ教育や訓練だけでなく、セキュリティ人材を育成するための教育にも取り組んでいます。
この「人を育てる」という教育を事業の軸に置いていることが、グローバルセキュリティエキスパートを理解するうえで重要なポイントです。
企業のセキュリティ対策を幅広く支援
同社の公式サイトを見ると、教育だけを提供しているわけではありません。
企業のセキュリティ対策では、まず知識を身につけたうえで、自社にどのようなリスクが存在するのかを把握し、その結果に応じて組織や運用体制を整え、具体的な対策につなげる必要があります。
グローバルセキュリティエキスパートは、この一連の課題に対して複数のサービスを提供しています。
そのため、同社の事業は「セキュリティ教育会社」という一面だけではなく、企業のセキュリティ対策を幅広く支援する専門会社として見ることができます。
「教育」と「グローバル」を事業の軸にする
グローバルセキュリティエキスパートは公式サイトで、「教育」と「グローバル」を事業の軸として掲げています。
特にサイバーセキュリティは、攻撃手法や技術が変化し続ける分野です。そのため、企業側が継続的に知識や対応能力を高めることが重要になります。
同社はこうした環境に対して、教育を通じて企業や人材のセキュリティ対応力を高めることを重視しています。
また、企業が抱えるセキュリティ課題は、単一の製品やサービスだけで解決できるものではありません。教育を起点として、リスクの把握や組織づくり、具体的な対策まで支援するという幅広い対応が、グローバルセキュリティエキスパートの事業を理解するうえでのポイントになります。
グローバルセキュリティエキスパートの事業内容
グローバルセキュリティエキスパートは、企業のサイバーセキュリティ対策を支援するため、教育からリスクの把握、セキュリティ対策、専門人材の提供まで幅広いサービスを展開しています。
第1部では、グローバルセキュリティエキスパートが「サイバーセキュリティ教育カンパニー」として、企業のセキュリティ対策を幅広く支援していることを確認しました。第2部では、実際にどのようなサービスを提供しているのかを具体的に見ていきます。
セキュリティ教育|企業と人材のセキュリティ対応力を高める
グローバルセキュリティエキスパートの事業を理解するうえで、まず押さえたいのがセキュリティ教育です。
企業のサイバーセキュリティ対策では、セキュリティ製品を導入するだけでなく、従業員がサイバー攻撃の危険性を理解し、適切に対応できることも重要になります。
グローバルセキュリティエキスパートは、企業向けのセキュリティ教育や訓練に加えて、セキュリティエンジニアなどの専門人材を育成する教育サービスも提供しています。
つまり、企業の従業員に「セキュリティを学んでもらう」だけでなく、専門的な知識やスキルを持つ人材を育成することも事業領域としています。
公式サイトでは、セキュリティ教育サービスとして「SecuriST」などを展開しており、企業のセキュリティ対策を担う人材の育成にも取り組んでいます。
コンサルティング・診断|セキュリティリスクを見つける
セキュリティ対策では、実際に対策を導入する前に、自社にどのようなリスクが存在するのかを把握することが重要です。
グローバルセキュリティエキスパートは、セキュリティコンサルティングや各種診断サービスを提供し、企業が抱えるセキュリティ上の課題を明らかにしています。
公式サイトには、Webアプリケーション診断、プラットフォーム診断、ペネトレーションテスト、レッドチーム評価、セキュリティ監査など、さまざまなサービスが掲載されています。
例えば脆弱性診断では、企業が利用するシステムなどにセキュリティ上の弱点がないかを確認します。問題が見つかれば、その結果をもとに必要な対策を検討できます。
この領域では、「セキュリティ対策をする前に、何が危険なのかを見つける」という役割を担っています。
セキュリティソリューション|見つかったリスクへの対策を支援
リスクを把握した後は、実際にセキュリティ対策を行う必要があります。
グローバルセキュリティエキスパートは、企業の環境や課題に応じて、さまざまなセキュリティソリューションの導入・運用を支援しています。
公式サイトでは、EDR、MDR、SASE、SIEMなどのセキュリティ関連サービスを取り扱っており、複数の製品やサービスを組み合わせて企業のセキュリティ対策を支援しています。
ここで重要なのは、自社で開発した一つの製品だけを販売するビジネスではないことです。
企業によって必要なセキュリティ対策は異なるため、それぞれの環境や課題に合わせて必要なサービスを組み合わせることになります。グローバルセキュリティエキスパートは、こうした導入から運用までを支援する役割を担っています。
セキュリティ人材|専門人材の不足にも対応
サイバーセキュリティ対策では、システムや製品だけでなく、それらを扱う専門人材も必要になります。
グローバルセキュリティエキスパートは、セキュリティ人材SESなどを通じて、企業に不足しているセキュリティ人材を提供しています。
セキュリティ教育によって知識やスキルを身につける機会を提供する一方で、実際に企業のセキュリティ業務を支援する人材も提供しているわけです。
このため、グローバルセキュリティエキスパートの事業は、「教育する」「リスクを見つける」「対策する」「人材で支援する」という複数の領域に広がっています。
グローバルセキュリティエキスパートのサービス構造
ここまで見てきたサービスを整理すると、グローバルセキュリティエキスパートは、企業のセキュリティ対策における複数の課題に対応していることが分かります。
まず教育によってセキュリティに関する知識や意識を高め、そのうえで診断やコンサルティングによってリスクを把握します。さらに、必要なセキュリティソリューションの導入・運用を支援し、専門人材が不足している場合には人材面からもサポートします。
つまり、一つのサービスだけで企業のセキュリティを支援するのではなく、企業が抱えるさまざまなセキュリティ課題に対応できるサービス群を持っていることが、グローバルセキュリティエキスパートの事業上の特徴です。
第3部では、このサービス構造を踏まえて、グローバルセキュリティエキスパートの強みと、今後どのようなセキュリティ分野へ展開していくのかを整理します。
グローバルセキュリティエキスパートの強みと今後の展開
グローバルセキュリティエキスパートの強みは、セキュリティ教育を軸に、企業が抱えるさまざまなセキュリティ課題へ対応できるサービス体制にあります。
第2部で見たように、同社は教育、リスク診断、コンサルティング、セキュリティソリューション、人材提供などを展開しています。これらを組み合わせることで、企業が必要とするセキュリティ対策を幅広く支援できる点が特徴です。公式サイトでも、教育、リスク把握、組織・運用体制の構築、事故防止、事故対応など、企業のさまざまな課題に対応するサービスを展開しています。
教育を軸にしたセキュリティサービス
グローバルセキュリティエキスパートが他のセキュリティ企業と異なる特徴の一つが、「教育」を事業の軸としていることです。
サイバーセキュリティでは、システムや製品による対策だけでなく、それを利用する従業員や担当者が正しい知識を持つことも重要になります。同社は企業向けのセキュリティ訓練に加え、エンジニア向けのセキュリティ教育講座も提供しています。
公式サイトでは、企業向けの「セキュリティ訓練サービス」と、エンジニア向けの「セキュリティ教育講座」を教育事業の主力サービスとして紹介しています。教育を起点に企業の自衛力を高めるという考え方が、グローバルセキュリティエキスパートの事業の土台になっています。
中堅・中小企業を主要な対象市場とする
グローバルセキュリティエキスパートは、中堅・中小企業を主要なターゲットとしています。
同社によると、日本では中堅・中小企業が企業数の9割以上を占める一方、セキュリティ専門企業の多くは大企業向けのサービスを中心としています。そこでグローバルセキュリティエキスパートは、中堅・中小企業向けに最適化したサービスを提供しています。
中堅・中小企業では、セキュリティ対策の必要性が高まる一方、専門人材や社内ノウハウが不足しているケースがあります。同社はこうした企業に対して、教育から診断、対策までを幅広く提供することで、自社だけでは対応が難しいセキュリティ課題を外部から支援する役割を担っています。
また、IT企業・SIer向けにはセキュリティ教育を提供しており、既存のIT人材にセキュリティの知識を加える「プラス・セキュリティ人材」の育成にも取り組んでいます。
幅広いサービスラインナップが強み
もう一つの強みは、セキュリティに関するサービスを幅広く揃えていることです。
公式サイトでは、教育やリスク診断だけでなく、組織・運用体制の構築、セキュリティ事故の防止、インシデント対応などまでサービス領域を広げています。顧客が必要とするサービスを個別に提供できるため、企業ごとに異なるセキュリティ課題へ対応しやすい構成になっています。
この幅広いサービス展開は、同社が掲げる「ワンストップで支援する」という事業モデルにもつながっています。会社概要でも、中堅・中小企業向けにサイバーセキュリティ対策をワンストップで支援する事業を展開していると説明しています。
年間3,000社への提供とリピート率90%
グローバルセキュリティエキスパートの公式サイトでは、年間3,000社にコンサルティング、ソリューション、教育サービスを提供しているとしています。
さらに、セキュリティに関わるサービスを幅広く取り揃えたことで、約90%の企業がリピートしていると説明しています。
この数字からも、単発のセキュリティ診断だけで取引が終わるのではなく、企業のセキュリティ課題に応じて複数のサービスを継続的に利用してもらう事業構造を目指していることが分かります。
今後のサービス展開
サイバー攻撃の手法が高度化し、企業のIT環境もクラウドなどへ変化するなかで、セキュリティ対策に求められる範囲は広がっています。
グローバルセキュリティエキスパートのサービス一覧でも、ランサムウェア対策やクラウド、OTセキュリティ、インシデント対応など、さまざまな領域に対応しています。
そのため今後は、既存の教育・診断・コンサルティングといったサービスに加えて、新たなセキュリティ課題に対応するサービスをどこまで拡充できるかが重要になります。
特に、企業のDXやクラウド利用が進むほど、セキュリティ対策は一部の大企業だけの問題ではなくなります。グローバルセキュリティエキスパートが得意とする中堅・中小企業向けのセキュリティ支援においても、対応すべき領域は今後さらに広がる可能性があります。
まとめ
グローバルセキュリティエキスパートは、「教育」を軸に企業のサイバーセキュリティ対策を幅広く支援する企業です。
特に、中堅・中小企業を主要な対象市場とし、教育、リスク診断、組織・運用体制の構築、セキュリティ対策、インシデント対応まで幅広いサービスを提供している点が特徴です。
また、年間3,000社へのサービス提供と約90%のリピート率を掲げており、一度きりのサービス提供ではなく、企業のセキュリティ課題に継続して対応する体制を構築しています。
今後は、ランサムウェアやクラウド、OTなど新たなセキュリティ課題への対応力を高めながら、中堅・中小企業を中心とした幅広い企業のセキュリティ対策をどこまで支援できるかが注目されます。
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