決算分析【竹内製作所(6432)】株価急騰の理由は?北米需要と15期連続増配に注目

my-next-goal-is-fire
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

竹内製作所は、北米向け建設機械需要の底堅さや高配当・連続増配期待から、投資家から注目されている建機メーカーです。

今回の決算発表後は、過去最高業績や増配見通しが評価され、株価は値上がり率ランキングでも上位に入る急騰となりました。

2026年2月期決算では、売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてで過去最高を更新しました。一方で、2027年2月期は関税や円高前提の影響から減益予想となっており、今後の見通しにも注目が集まっています。

この記事で分かること

  • 竹内製作所の2026年2月期決算内容
  • 株価が強い理由
  • 北米・欧州需要の現状
  • 2027年2月期見通しとリスク
  • 配当・増配動向

まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

あわせて読みたい
竹内製作所はどんな会社?世界初のミニショベルメーカーの強みを解説
竹内製作所はどんな会社?世界初のミニショベルメーカーの強みを解説
スポンサーリンク

2026年2月期決算概要

竹内製作所の2026年2月期決算は、売上高・利益ともに過去最高となりました。

特に、北米でクローラーローダー販売が好調だったことに加え、欧州でも需要回復が進んだことが追い風になっています。

項目2025年2月期2026年2月期前期比
売上高2,132億円2,252億円+5.7%
営業利益371億円376億円+1.5%
経常利益356億円391億円+10.1%
純利益261億円282億円+8.3%
年間配当200円210円+10円

売上高は2,252億円、営業利益は376億円となり、いずれも過去最高を更新しました。

利益面では、米国関税や為替のマイナス影響があったものの、販売増加や価格改定効果、電池式ショベル関連部品の評価損縮小が利益を押し上げています。

また、経常利益は為替差益10億円超の計上もあり、前期比10.1%増となりました。

株価が強い理由は北米需要と高収益体質

竹内製作所の株価が強い理由は、北米需要の底堅さと高い収益力にあります。

同社は海外売上比率が極めて高く、北米と欧州が収益の中心です。特に北米では、住宅関連工事向けミニショベルがやや低調だった一方で、インフラ工事や非住宅工事向けのクローラーローダー販売が好調に推移しました。

米国売上高は1,287億円と前期比7.2%増となりました。英国も需要回復で売上高が23.6%増となっており、海外需要の強さが確認できます。

また、営業利益率は16.7%と高水準です。建設機械メーカーの中でも収益性が高く、自己資本比率83.0%という強固な財務体質も評価されやすいポイントです。

セグメント別の状況

地域別では、米国と英国が好調でした。

  • 日本:売上高678億円、営業利益313億円
  • 米国:売上高1,287億円、営業利益67億円
  • 英国:売上高179億円、営業利益12億円
  • フランス:売上高107億円、営業利益5億円
  • 中国:外部売上は限定的

米国ではクローラーローダー販売が好調でした。一方で、住宅関連需要に左右されるミニショベルは想定より弱含みでした。

欧州は、長く低迷していた建設機械需要が底打ちし、英国を中心に回復しています。フランスは依然として政治不安や景気低迷の影響が残っています。

2027年2月期は増収減益予想

竹内製作所は2027年2月期について、売上高は増加する一方で利益は減少する見通しです。

項目2026年2月期実績2027年2月期予想前期比
売上高2,252億円2,440億円+8.3%
営業利益376億円373億円-1.0%
経常利益391億円365億円-6.9%
純利益282億円259億円-8.4%
年間配当210円220円+10円

減益要因としては、以下が挙げられています。

  • 米国関税の影響
  • 部品価格上昇
  • エネルギー価格上昇
  • 人件費増加
  • 円高前提

特に米国関税の影響は大きく、会社側は112億円の営業減益要因になると試算しています。

ただし、北米・欧州とも販売台数自体は増加見通しです。

  • 北米販売台数:前期比3.9%増
  • 欧州販売台数:前期比6.1%増
  • 全体販売台数:前期比5.7%増

つまり、需要そのものは堅調ですが、コスト増で利益率が低下する構図です。

配当は15期連続増配見通し

竹内製作所は高配当株としても人気があります。

2026年2月期の年間配当は210円でした。2027年2月期は220円予想となっており、15期連続増配見通しです。

さらに、2027年2月期からは中間配当を実施し、年2回配当に変更する予定です。

  • 2026年2月期:210円
  • 2027年2月期予想:220円
  • 中間配当:110円
  • 期末配当:110円

配当性向は34.3%と無理のない水準であり、自己資本比率83%、現金562億円という財務体質を考えると、今後も安定配当・増配が期待できそうです。

今後の注目ポイント

今後の竹内製作所を見る上では、以下のポイントが重要です。

  • 北米住宅市場の回復
  • 米国関税の影響
  • 欧州需要の回復継続
  • クローラーローダー販売拡大
  • 電動建機の普及
  • 円安メリット

特に、北米でミニショベル需要が戻れば、業績の上振れ余地があります。

また、AI向けデータセンター建設やインフラ投資拡大も、同社製品需要の追い風になりそうです。

まとめ

竹内製作所の2026年2月期決算は、売上高・利益ともに過去最高となる好決算でした。

北米でのクローラーローダー販売や欧州需要回復が成長を支えており、配当も15期連続増配見通しとなっています。

一方で、2027年2月期は米国関税やコスト増の影響で減益予想です。

ただし、販売台数自体は拡大見通しであり、中長期では北米インフラ投資や電動建機需要の恩恵を受けやすい銘柄といえます。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

竹内製作所の事業内容については下記の記事で解説しています。

あわせて読みたい
竹内製作所はどんな会社?世界初のミニショベルメーカーの強みを解説
竹内製作所はどんな会社?世界初のミニショベルメーカーの強みを解説
ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
スポンサーリンク
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました