決算前考察【スミダコーポレーション(6817)】をなぜ今仕込もうと思ったのか
「この決算がいいと思うのは私だけだろうか?」
そう感じたところから、この銘柄の分析が始まりました。
決算短信を読み、週足チャートを見て、配当を確認し、決算日程を見たときに、ある“違和感”が重なりました。
今回は、その思考プロセスをそのまま記録しておきます。
3Q決算を読んで感じた違和感
2025年12月期第3四半期(IFRS)の内容です。
売上は前年同期比で微減。
しかし、営業利益は+33.7%、税引前利益は+115%、EPSは37.82円→81.00円へと倍増。
売上が伸びていないのに、利益だけが大きく伸びている。
その理由は短信の中にありました。
- 操業度上昇による固定費負担減
- 製造間接費の削減
- 欧州の事業構造改革完了
- 中国の製造間接費適正化
これは一過性ではなく、「会社の体質が変わった」決算だと感じました。
減収でも利益が出せる会社は、相場が評価しやすい会社です。
車載が悪いのに、この利益が出ている
スミダは車載関連の比率が約6割。
その車載売上は▲6.0%。
主力が悪いのに、これだけの利益を出している。
つまり、車載が回復した場合、利益の伸びはさらに大きくなる可能性がある。
ここで、決算の見え方が変わりました。
週足チャートを見て、さらに違和感

決算の内容を踏まえて週足を見ると、
- 雲の上に静かに乗っている
- 出来高が増えていない
- 移動平均線が収束から拡散へ
強い銘柄の初動に見えるのに、まだ市場が騒いでいない形。
「いつもなら機関が入っていそうな形なのに、今回は静かすぎる」と感じました。
これは、まだ本格的な資金が入る前の初動ではないか。そう考えました。
2月6日の決算がターニングポイントになる理由
スミダは2月6日に通期決算発表を予定しています。
ここで重要なのは、10月1日にドイツ企業を買収しており、その効果が4Qから初めて数字に乗る点です。
風力・太陽光・蓄電・防衛・鉄道といった分野向けの大型コイル。
いま世界でテーマになっている分野そのものです。
3Qまでは「体質改善」。
通期決算では「体質改善+買収効果+来期ガイダンス」が見える。
市場が数字で気付くタイミングになる可能性があると考えました。
「下がっても回収できる」と思えた理由
仮に地合いで押したとしても、
- 週足の支持帯が近い
- 業績が下支えする
- 決算イベントが近い
下げたら終わりではなく、下げたら材料に近づく構図に見えました。
年間配当53円という安心材料
年間配当予想は53円。
仮に株価が動かなくても、1年で53円、2年で106円の時間価値が積み上がる。
業績が伴っている配当なので、無理をしている水準にも見えません。
短期の値動きに耐えられる理由の一つになりました。
結論
決算内容、週足チャート、配当、決算日程。
これらが噛み合ったことで、
「いまこの位置で持って、決算を迎える価値がある」
そう判断しました。
銘柄の解説ではなく、「なぜこの銘柄を買おうと思ったのか」という思考の記録として残しておきます。
同じように決算を読み、チャートを見ている方の参考になれば幸いです。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
