【2026年2月10日株式市場】機関投資家がポジションを作成|半導体・非鉄・インフラへ同時資金流入
日経平均株価、TOPIXともに本日は方向感に乏しい推移となりました。指数主導の上昇は見られない一方で、値上がり率ランキング上位には半導体関連、非鉄金属、電線、インフラ、重工、防衛、小型テーマ株が同時に並ぶ、非常に特徴的な一日となりました。
指数が停滞する局面において、資金は指数寄与度の高い主力株ではなく、産業チェーン・テーマ性・需給・値動きの軽さを手掛かりに、複数の分野へ段階的に波及しています。
本日の物色動向は、前日から継続している「テーマ資金の横断的移動」の延長線上にあります。
本日の物色は突発的な動きではなく、前日から続く資金ローテーションの延長線上にあります。
半導体装置から非鉄、インフラ、小型株へと資金が順番に波及していった前日の市場構造については、こちらの記事で詳しく解説しています。
市場背景・海外動向
本日は値上がり率ランキング上位に、半導体関連、非鉄金属・電線、インフラ・重工、防衛関連、小型テーマ株が同時に並びました。
一見すると関連性の薄い銘柄群ですが、資金の流れには明確な一貫性が見られます。
半導体・電子材料 → 非鉄・電線 → インフラ・重工 → 防衛 → 小型テーマ
という、機関投資家の資金ローテーションがそのまま板に可視化された形です。
注目テーマ別の動き
成長・グロース株(小型株中心)
- THE WHY HOW DO COMPANY(3823)
- リンクバル(6046)
- アライドアーキテクツ(6081)
- アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085)
業績材料というよりも、需給・テーマ性・値動きの軽さを背景に短期資金が流入。指数停滞局面で顕著に見られる物色傾向です。
本日の物色の中には、機関投資家の資金ローテーションとは別に、テーマ性と話題性をきっかけに短期資金が一斉に集中した銘柄も見られました。
業績に影響のないIRにもかかわらず出来高5,000万株を記録したWHDCの急騰事例については、こちらの記事で詳しく解説しています。
半導体装置・検査・材料関連
- 古河電気工業(5801)
- 日本電子材料(6855)
- AIメカテック(6227)
- シキノハイテック(6614)
- イノテック(9880)
- ヨコオ(6800)
半導体そのものではなく、装置・検査・材料・電子部材といった産業チェーンの広い範囲に資金が流入している点が本日の大きな特徴です。
本日のテーマ資金の流れをより深く理解するために、「半導体・データセンター・熱処理(ヒート)」テーマの資金循環についてはこちらの記事で整理しています。
非鉄金属・電線・素材
- 古河機械金属(5715)
- 東邦亜鉛(5707)
- フルヤ金属(7826)
- ユニチカ(3103)
半導体テーマと同一資金が、非鉄・電線・素材分野まで波及していることが読み取れます。
本日の非鉄・電線物色の背景には、資源・素材に対する構造的な資金ロジックが存在します。過去にレアアース・資源テーマが注目された局面と同様の構図については、こちらの記事で詳しく解説しています。
インフラ・重工・防衛関連
- 酉島製作所(6363)
- 荏原実業(6328)
- 住友重機械工業(6302)
- タダノ(6395)
- 石川製作所(6208)
電線・素材の次に、インフラ・重工・防衛分野へ資金が波及。資金ローテーションの教科書どおりの動きです。
まとめ|指数は停滞も「産業チェーン」に沿って資金が波及
- 指数は方向感に乏しい
- 半導体・電子材料へ資金集中
- 非鉄・電線・素材へ同一資金が波及
- インフラ・重工・防衛へローテーション
- 小型テーマ株へ短期資金拡散
- 産業チェーン物色とテーマ循環が同時進行
指数が動かない局面では、産業チェーンと資金循環の理解がそのままリターンに直結する相場が継続しています。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
