【2026年1月23日株式市場】指数停滞も小型株・素材株・バイオが急騰|値上がり率上位から読む資金の流れ
日経平均株価は本日、指数としては方向感に乏しい推移となり、TOPIXも上値の重い展開となりました。
指数主導の相場が一服する中、短期資金は引き続きテーマ性の強い銘柄や値動きの軽い中小型株へと向かっており、個別株主導の相場展開がより鮮明となっています。
為替は円安水準を維持しているものの、指数全体を押し上げる動きにはつながらず、本日の市場では指数よりも材料性・需給要因を手掛かりとした売買が中心となりました。
今週の市場全体の流れはこちらでまとめています。
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市場背景・海外動向
指数が停滞する中で、東証スタンダード・グロース市場を中心に短期資金の流入が目立ちました。
特に値上がり率ランキング上位の銘柄を見ると、出来高急増を伴った小型株の急騰が多数確認できます。
注目テーマ別の動き
成長・グロース株(小型株中心)
本日は、値動きの軽い小型株に短期資金が集中しました。
- ジーイエット(7603)
- 地域新聞社(2164)
- グリーンモンスター(157A)
- TORICO(7138)
- アイリッジ(3917)
いずれも業績要因というより、需給改善・短期資金流入・テーマ性を背景とした動きが中心です。
指数が方向感を欠く局面では、こうした銘柄が物色されやすい地合いが継続しています。
バイオ・ヘルスケア関連
本日はバイオ関連にも明確な資金流入が見られました。
- 窪田製薬HD(4596)
- キッズウェル・バイオ(4584)
- ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)
- キャンバス(4575)
- トランスジェニックG(2342)
材料の有無に関わらず、ボラティリティの高さとテーマ性から短期資金が集まりやすいセクター特性が改めて意識されています。
化学・素材/先端素材関連
本日は特に化学・素材セクターの強さが目立ちました。
- 倉元製作所(5216)※出来高2,200万株超
- ケミプロ化成(4960)
- チタン工業(4098)
- マイポックス(5381)
- 第一稀元素化学工業(4082)
- アサカ理研(5724)
半導体・先端素材・レアメタルといった中長期テーマとリンクする銘柄群に資金が定着している動きが確認できます。
特に倉元製作所は出来高を伴った急騰となり、短期資金の集中が顕著でした。
特に倉元製作所(5216)は、ペロブスカイト太陽電池事業を新会社へ承継するIRを背景に出来高を伴って急騰しており、急騰理由を別記事で詳しく解説しています。
製造業・実体経済関連(半導体・重工・エンジ関連)
実体経済関連でも資金流入が見られました。
- 東洋エンジニアリング(6330)
- 岡本硝子(7746)
- AeroEdge(7409)
- 東邦チタニウム(5727)
- 東邦亜鉛(5707)
- ユニチカ(3103)
素材・エンジニアリング・金属といった景気敏感分野にも資金が向かっており、テーマ株だけでなく実体経済系にも循環物色が広がっています。
医療・ヘルスケア・バイオ以外のテーマ株
- クエスト(2332)
- 情報戦略テクノロジー(155A)
- ENECHANGE(4169)
- TKP(3479)
IT・DX・エネルギー関連など、テーマ性を持つ銘柄にも継続的な物色が入りました。
ETF(貴金属)への資金流入
本日は異例とも言える動きとして、
- 純プラチナ上場信託(1541)+10%
- WisdomTree 白金ETF(1674)
- 純銀上場信託(1542)
など、貴金属ETFがランキング上位に並ぶ展開となりました。
これは株式市場の物色とは別に、コモディティへの資金シフトが同時進行していることを示唆しています。
まとめ|指数は様子見も個別物色は継続
- 日経平均・TOPIXは方向感に乏しい展開
- 指数主導の上昇はいったん一服
- 小型株・素材株・バイオへの短期資金流入が顕著
- 貴金属ETFの急騰など資金の分散も確認
- 指数停滞局面では、材料性・テーマ性・需給改善を軸とした銘柄選別が中心
指数の方向感が見えにくい局面では、引き続き個別テーマ株を中心とした循環物色が続く可能性が高いと考えられます。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
