【ソトー(3571)】決算は悪いのになぜ買われる?週足チャートが示す“上昇前夜”のサイン
株価が上がるとき、多くの投資家は「好決算だから」と考えます。
しかし今回のソトーのチャートは、その常識と真逆の動きを見せています。
決算数値だけを見れば、むしろ売られてもおかしくない内容。
それにも関わらず、週足チャートは明らかに上昇トレンド発生直前の形を作っています。
なぜこのような現象が起きているのでしょうか。
この記事では、決算書の中身と週足チャートを照らし合わせながら、「まだ動いていないのに、もうすぐ動くと分かる理由」を解説していきます。
今週のテクニカル分析はこちらでまとめています。
週足チャートが示す“異変”

現在のソトーの週足は、
- 雲の上で横ばい
- 移動平均線が収束
- 出来高が減少
- ストキャスとMACDが再上向き
これはテクニカル的に見て、上昇トレンド発生前の最終調整フェーズでしか現れない形です。
トレンドが始まっているわけではありません。
しかし、始まる準備が整ったチャートになっています。
決算数値だけを見ると“悪い”
中間決算は一見すると良くありません。
売上は増加しているものの、営業利益・経常利益・純利益はいずれも前年を下回っています。
この数字だけ見れば、買い材料とは言えません。
ところが、決算書の“中身”を読むと印象が大きく変わります。
赤字拡大の染色加工事業と、急改善する製品販売事業
セグメントを見ると、
染色加工事業は営業赤字が拡大しています。
一方で、製品販売事業(アパレル)は大きく利益を伸ばしています。
表面的には「赤字を他事業で補填している構図」に見えます。
しかし、ここにこの決算の本質があります。
主役が入れ替わろうとしているのです。
建設仮勘定の急増が意味するもの
貸借対照表を見ると、建設仮勘定が大きく増加しています。
242百万円 → 545百万円へ急増。
建設仮勘定とは、まだ稼働していない設備投資。
つまり会社は、染色加工事業をこのままにする気がないということです。
事業の再構築が進んでいます。
営業キャッシュフローが急増
さらに重要なのが営業キャッシュフロー。
142百万円 → 638百万円へ大幅増加。
これは本業の稼ぐ力が一気に改善していることを示しています。
設備投資を進めるだけの体力が整っています。
子会社合併という“次の決算への布石”
後発事象として、子会社同士の合併が発表されています。
効率化と販売強化を目的とした動きです。
これは次の決算で数字に表れてくる可能性が高い材料です。
なぜチャートが先に反応しているのか
この決算は、一般的な見方では「悪い決算」。
しかし決算を深く読む投資家から見れば、
- 事業構造の転換
- 設備投資の準備完了
- キャッシュフロー改善
- 次決算への布石
がすべて揃っています。
だからこそ、株価は決算発表後に急騰するのではなく、静かに集められている形になっています。
これが週足チャートに現れています。
まとめ
このチャートは、決算で上がっているのではありません。
決算を読んだ資金が、決算後に仕込んでいる形です。
だから今はまだ動いていない。
しかし、もうすぐ動く準備が整っている。
週足チャートは、そのサインをはっきりと示しています。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
