ショーボンドHD(1414)とは?“造らない建設会社”の強みを解説!インフラ補修で高利益率を誇る理由とは

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ショーボンドホールディングス(1414)は、橋梁やトンネルなど社会インフラの補修・補強を主力とする企業です。

一見すると建設会社に見えます。しかし実際には、一般的なゼネコンとはかなり性質が異なります。

同社が公式HPで掲げているのは、「造らない建設会社」という言葉です。

これはショーボンドHDの本質をかなり分かりやすく表しています。

通常の建設会社は、

  • マンションを建てる
  • 道路を新設する
  • 再開発を行う

ことで成長します。

一方、ショーボンドHDは違います。

同社が手掛けているのは、「今あるインフラを直し、長く使う」事業です。

しかも単なる補修工事会社ではありません。

  • 補修材料
  • 独自工法
  • 研究開発
  • 製造販売

まで自社で展開しています。

だからこそ、建設業としては異例の高利益率を維持できています。

この記事では、ショーボンドHDの事業内容や強み、なぜ高収益企業として評価されているのかを分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • ショーボンドHDは何の会社か
  • “造らない建設会社”と言われる理由
  • なぜ営業利益率が高いのか
  • インフラ補修市場の将来性
  • 他社との違い
  • 今後の成長余地
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ショーボンドHDは何をしている会社?

ショーボンドHDは、社会インフラの補修・補強を専門とする「インフラメンテナンス企業」です。

主な対象は、

  • 橋梁
  • 高速道路
  • トンネル
  • 鉄道
  • 港湾
  • ダム
  • 上下水道

などです。

特に橋梁補修では国内トップクラスの実績を持っています。

ここで重要なのは、「新しく造る」より「今あるものを維持する」ことに強みを持っている点です。

これは日本社会の変化と非常に相性が良いです。

なぜ今インフラ補修が重要なのか

日本では高度経済成長期に大量のインフラが整備されました。

しかし現在、その多くが老朽化しています。

特に、

  • 橋梁
  • 高速道路
  • トンネル
  • 水道設備

などは建設から50年以上経過するものが急増しています。

つまり日本は今、「造る時代」から「維持する時代」へ移行しています。

ショーボンドHDは、まさにこの流れの中心にいる企業です。

しかもインフラ補修は、「景気が悪いから止める」という性質のものではありません。

橋やトンネルは老朽化すれば事故につながります。

つまり補修需要は、“社会維持コスト”に近いです。

ここがショーボンドHDの安定性につながっています。

ショーボンドHDが高利益率な理由

ショーボンドHDの営業利益率は、建設業としてかなり高い水準です。

一般的なゼネコンでは営業利益率5〜10%でも優秀とされます。

一方、ショーボンドHDは20%を超える水準を維持しています。

なぜここまで高収益なのでしょうか。

理由は、「工事だけの会社ではない」からです。

HPを見ると、同社は補修材料や独自工法を数多く保有しています。

例えば、

  • 床版補強
  • 耐震補強
  • 電気防食
  • CFRP補強

など、多数の独自技術があります。

つまりショーボンドHDは、

  • 工事を受注し
  • 自社材料を使い
  • 独自工法で施工する

という構造になっています。

これが非常に強いです。

単なる施工会社なら価格競争になりやすいですが、ショーボンドHDは技術で差別化しています。

だから高利益率を維持できるのです。

「経験工学」という思想が強み

ショーボンドHDのHPで特に印象的なのが、「メンテナンスは経験工学」という言葉です。

これはかなり本質的です。

補修工事は新設工事と違い、現場ごとに条件が大きく異なります。

例えば、

  • 海沿いか
  • 寒冷地か
  • 交通量は多いか
  • どんな劣化が起きているか

によって補修方法が変わります。

つまり、「経験量そのものが競争力」になります。

ショーボンドHDは長年インフラ補修を続けてきたことで、膨大な施工ノウハウを蓄積しています。

これは新規参入企業が簡単に真似できません。

HPでも、北海道と沖縄では補修方法が異なると説明されています。

つまり同社は、“施工実績が増えるほど強くなる”会社です。

ここが最大の参入障壁と言えます。

研究開発まで行う「技術企業」

ショーボンドHDは研究開発にもかなり力を入れています。

つくば市には「補修工学研究所」を設置しており、

  • 材料研究
  • 劣化分析
  • 耐久試験
  • 工法開発

を行っています。

つまり同社は、「建設会社」というより、「インフラメンテナンス技術企業」に近いです。

研究開発を継続することで、さらに独自技術と利益率を強化しています。

国策との相性も非常に強い

ショーボンドHDは、

  • 国土強靭化
  • 防災
  • インフラ長寿命化

と非常に相性が良い企業です。

老朽化インフラ問題は今後さらに拡大すると見られています。

そのため、同社の事業は単なる景気テーマではなく、「社会維持インフラ」に近い位置付けです。

ここは株式市場でも評価されやすいポイントです。

海外展開にも成長余地

ショーボンドHDは海外展開も進めています。

三井物産との合弁会社を通じて、

  • タイ
  • 米国

などで補修事業を展開しています。

世界的にもインフラ老朽化は進んでいます。

つまり、「日本で培った補修技術」を海外展開できる余地があります。

現状はまだ国内中心ですが、中長期では成長余地がありそうです。

ショーボンドHDの課題

もちろん課題もあります。

ショーボンドHDは、

  • AI
  • 半導体
  • 防衛

のようなテーマ株とは違い、「急騰型の成長株」ではありません。

事業特性上、

  • 安定
  • 高利益率
  • ディフェンシブ

な企業です。

また、

  • 公共投資
  • 高速道路会社案件

への依存度も高いため、受注残の変化は今後も重要になります。

まとめ

ショーボンドHDは、「社会インフラを延命する技術企業」です。

しかも、

  • 材料
  • 工法
  • 研究開発
  • 施工

を一体化しています。

そのため、建設業としては異例の高利益率を維持できています。

また、「経験量そのものが競争力」という補修事業の特性も非常に強いです。

日本では今後も老朽インフラ対策が続く可能性が高く、

  • 国土強靭化
  • 防災
  • インフラ長寿命化

の中心銘柄として注目されやすい企業と言えそうです。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ショーボンドHDの決算は下記の記事で解説しています。
決算分析【ショーボンドHD(1414)】売上減でも増益を確保!営業利益率25%の“超高収益インフラ株”を徹底分析
決算分析【ショーボンドHD(1414)】売上減でも増益を確保!営業利益率25%の“超高収益インフラ株”を徹底分析
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双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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