決算分析【星和電機(6748)】好決算なのに株価が跳ねない理由|道路インフラ依存のディフェンシブ体質

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良い決算なのに、なぜ株価は跳ねないのか

星和電機の2025年12月期第3四半期決算は、数字だけを見れば非常に優秀な内容でした。

営業利益は前年同期比+43.3%、経常利益+32.3%、純利益+26.3%。
自己資本比率は56.8%から64.3%へ急改善。借入金も大きく減少しています。

いわゆる「体質改善が一気に進んだ決算」です。

しかし、株価は決算をきっかけに急騰する動きにはなっていません。

なぜでしょうか。

会社を引っ張っているのは「道路」

セグメントを見ると答えが見えてきます。

  • 情報機器(道路情報表示システム) 売上+12.3%、利益+47%
  • 照明機器は微増
  • コンポーネントは微減

さらに受注残。

  • 情報機器 受注残 +24.7%
  • 他セグメントは減少

つまり今回の伸びはほぼ道路インフラ案件によるものです。

これは非常に安定したビジネスですが、機関投資家が好む「全体成長ストーリー」とは異なります。

機関が入りにくい決定的な理由

通期予想です。

会社は通期で

  • 経常利益 ▲3.7%
  • 純利益 ▲7.8%

と減益予想を据え置いています。

3Qがこれだけ良くても、会社自身が「今年はそこまで伸びない」と言っている状態。
これでは機関投資家は大きく入りません。

この銘柄の正体は「ディフェンシブ・インフラ株」

星和電機は

  • 海外展開なし
  • 公共インフラ依存
  • 景気ではなく予算で動くビジネス

爆発的な成長は起きませんが、爆発的な悪化も起きません。

株価の動きは急騰ではなく、時間をかけた評価になりやすいタイプです。

長期では評価されるが、値幅は取りにくい

今回の決算は短期急騰銘柄の決算ではありません。

しかし

  • 財務改善
  • 受注残過去高水準
  • 利益率改善
  • 老朽化インフラ更新テーマ

これらは半年~1年かけて評価される材料です。

いわゆる「資産を守りながら増やす銘柄」。

短期値幅を取りに行く銘柄ではなく、ポートフォリオの土台に置く銘柄と言えます。

まとめ

今回の決算は

良い決算なのに、株が跳ねない典型例

その理由は

道路インフラ依存のディフェンシブ体質と、通期減益予想

にありました。

急騰はしません。
しかし、気付いたときには株価がじわじわ切り上がっている。

そんなタイプの銘柄です。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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