決算分析【パーク24(4666)】配当が下値を支える一方、土地事業での業績上昇は限定的か

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パーク24株式会社が2026年10月期第1四半期決算を発表しました。
売上は堅調に推移しており、増配予想も維持されていることから、株価の下値には一定の安心感があります。

一方で、事業の中核である駐車場やカーシェアはいずれも土地(車室)を起点とするビジネスモデルであり、今回の決算からは事業構造そのものに大きな変化は見られませんでした。

本記事では、今回の決算内容を整理したうえで、配当による下値支えの水準と、土地事業という構造上の制約が業績や株価の上昇余地にどのような影響を与えているのかを、チャート分析とあわせて確認していきます。

今後の投資判断を考えるうえで、「どこまで下は安心できるのか」「上を追う局面なのか」を整理していきます。

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2026年10月期1Q決算(2月27日発表)の概要

パーク24株式会社が発表した2026年10月期第1四半期決算は、売上が堅調に推移する一方で、事業構造に大きな変化は見られない内容となりました。

注目ポイント
  • 売上高:1,065億円(前年同期比 +9.5%)
  • 営業利益:91億円(▲1.3%)
  • 四半期純利益:58億円(+12.2%)

全体としては想定内の決算であり、業績予想や配当予想に修正はありませんでした。市場にとってサプライズとなる材料は乏しく、評価が大きく変わる内容ではなかったといえます。

事業内容の再確認|「土地依存」モデルは変わらず

同社の事業は、大きく以下の2つに分かれています。

注目ポイント
  • 駐車場事業(国内・海外)
  • モビリティ事業(タイムズカー)

いずれの事業も、駐車場や車室といった土地資源を前提としたビジネスモデルです。今回の決算では、新規事業や土地依存から脱却するような動きは確認できませんでした。

モビリティ事業では、車両台数や拠点数、会員数は増加していますが、「車両1台あたり利益を重視する方針」は継続されています。成長はしているものの、利益面では構造的な制約が残っている状況です。

配当利回りから見る下値の目安

2026年10月期の予想配当は1株あたり65円です。

2月27日の終値2,250円を基準にすると、配当利回りは約2.9%となります。

インフラ性の高い安定株として考えた場合、強い配当買いが入りやすい水準とは言い切れません。一般的には、

注目ポイント
  • 利回り3.5%以上:配当目的の買いが入りやすい
  • 利回り4%前後:レンジ下限として意識されやすい

とされることが多く、配当を軸にした本格的な下値支えは、もう一段下の株価水準になる可能性があります。

テクニカル分析|買い支えは1,694円

日足チャートを見ると、2025年11月に1,694円で明確な安値を形成しています。この水準では出来高を伴った反転が見られ、その後は雲や中期移動平均線を回復しました。

現在の株価は2,200円前後で推移しており、下落トレンドは終了しつつあります。1,694円は、需給と配当意識が重なった構造的な下値水準と考えられ、簡単に割れにくい価格帯と見られます。

一方で、2,300円台では上値が重く、新たな材料がなければ上昇余地は限定的になりやすい状況です。

上昇トレンドかどうかの判断

チャート上では、下落トレンドから上昇トレンド初期へ移行しつつある形に見えます。ただし、今回の上昇は新規事業や成長ストーリーの再評価によるものではありません。

主な要因は、需給の改善や配当意識、インフラ株としての再評価です。そのため、トレンドが上向いたとしても、値幅は限定的になりやすいと考えられます。

投資スタンスの整理

今回の決算内容とチャートを踏まえると、以下のように整理できます。

注目ポイント
  • 下値:配当と需給で支えられる水準(1,700円前後)
  • 中立:2,100〜2,200円(現状)
  • 上値:2,300円超は材料待ち

現時点では、上値を追って積極的に買う局面ではなく、押し目を待つか、引き続き監視するスタンスが妥当といえます。

まとめ

私の見解
  • 決算内容は堅調ですが、新規性はありません
  • 配当は下値を支えますが、現水準では利回り面の魅力は限定的です
  • チャートは改善していますが、土地事業という構造上、上昇余地は限られます

悪くはないものの、今すぐ買う理由も見当たらない決算といえるでしょう。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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