決算分析
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【ノザワ(5237)】売上は横ばいでも利益は伸びる|効率化が作る上昇トレンド

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ノザワの週足チャートが、ついに過去高値圏を実線でブレイクしました。

一目均衡表の雲を大きく上抜け、移動平均線はパーフェクトオーダー。
出来高も伴い、押し目を作らず上昇する典型的なトレンド加速の形になっています。

しかし直近の決算を見ると、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比▲21.3%。

普通であれば売られてもおかしくない数字です。

それでも株価は止まらない。
その理由は、決算書の中にすべて書かれていました。

今週の決算分析はこちらでまとめています。

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売上+3.6%に対して営業利益+19.1%

今回の決算で最も注目すべきはここです。

  • 売上高:+3.6%
  • 営業利益:+19.1%
  • 経常利益:+18.1%

売上の伸び以上に、利益が跳ねています。

これは一時的な要因ではなく、会社が決算本文で繰り返し説明している効率化施策の成果です。

  • NNPS改善活動による生産性向上
  • 原材料・エネルギー使用量削減
  • 外注費削減
  • 物流効率の向上
  • 製品検査の自動化

つまりノザワは

「売上を追う会社」から「利益を積み上げる会社」へ体質が変わった

ということです。

純利益が悪化した本当の理由(7.7億円の特別損失)

純利益悪化の原因は、本業ではありません。

特別損失として計上された訴訟損失 776百万円
これは過去の石綿(アスベスト)建材に関する集団訴訟の判決対応です。

現在の事業とは無関係であり、過去案件の確定処理。
将来不安だったものが、確定コストに変わった瞬間です。

営業・経常が大きく伸びているのに純利益だけ悪い理由はここにあります。

市場はこの「悪材料の出尽くし」を理解しているため、株価は売られていません。

受注残高が+25%増加(未来の売上が積み上がる)

さらに重要なのが受注残高です。

受注残高は2,601百万円 → 3,257百万円(+25%)

特に伸びているのが

  • その他工事
  • 耐火被覆
  • 軽量外壁材(前年同期比+22%)

これは、これから計上される売上が既に積み上がっていることを意味します。

積水ハウス向け売上の増加

販売先を見ると積水ハウス向け売上が33.3% → 36.0% に上昇。

信頼度の高い大手ハウスメーカー向けの比率上昇は、価格競争に巻き込まれにくく、安定受注につながります。

財務の強さと資金余力

  • 自己資本比率:68%
  • 現金:62億円
  • 借入ゼロ
  • それでもコミットメントライン20億円確保

資金に余裕があり、守りも万全です。

社員へ1,057円で株式付与

さらに注目すべきIRとして、従業員323名へ1,057円で譲渡制限付株式を付与。

会社内部がこの価格を「妥当」と判断し、長期保有前提で株を持たせています。

なぜ株価が止まらないのか

チャートで起きていることは、すべて決算で説明がつきます。

チャートの動き決算の裏付け
高値ブレイク本業利益の急増
押し目を作らない受注残の積み上がり
出来高増加特損出尽くし+財務余力
トレンド加速利益体質への転換

まとめ

ノザワは今、

売上が急増する会社ではなく利益率がじわじわ上がり続ける会社

に変わっています。

このタイプは、週足の上昇トレンドが長く続きやすい特徴があります。

純利益だけを見ると見誤りますが、決算書を読むと、株価が上昇している理由は非常に明確です。

REIT/不動産銘柄がどのような市場構造で動くのかは、下記の記事で詳しく解説しています。

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本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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