決算分析【ナトコ(4627)】決算評価は来週へ|前回決算後も崩れない週足を確認
2月27日15時30分発表、決算評価は来週へ
ナトコ株式会社の2026年10月期第1四半期決算は、2月27日(金)15時30分の引け後に発表されました。
引け後発表であるため、当日の株価反応は限定的です。
市場の本格的な評価は、来週の値動き、特に週足での反応に表れると考えられます。
今回の決算内容は前回と大きな変化なし
今回の1Q決算は、全体として前回決算時と大きく変わらない内容でした。
- 売上高・利益ともに前年同期比では減少
- ただし、事業構造が大きく悪化した印象はありません
決算内容だけを見ると地味な印象ですが、ネガティブサプライズと呼べるほどの内容ではありません。
セグメント別に見ると、悪いのは塗料事業のみ
事業別に整理すると、状況はより明確になります。
塗料事業
住宅着工件数の減少や設備投資の停滞を背景に、減収減益となっています。
外部環境要因の影響が大きく、現時点では全社業績の足を引っ張る形です。
ファインケミカル事業
売上高は前年同期比で増収となりました。
一方で、新規案件獲得に向けた営業経費の増加により、利益は一時的に押し下げられています。
蒸留事業
M&A効果や半導体関連需要を背景に、増収増益を確保しています。
特に利益面では改善が見られ、今後の成長ドライバーとしての位置付けは変わっていません。
このように、全社的に事業が悪化しているわけではなく、塗料事業の不調が全体を押し下げている構図です。
前回決算後も株価は崩れていない
重要なのは、前回の決算発表後も株価が大きく崩れていない点です。
決算内容が派手でないにもかかわらず、
- 高値圏を維持
- トレンドを否定する動きは出ていない
この値動きは、市場が短期的な利益の増減だけでなく、事業ごとの状況を分けて評価していることを示唆しています。
週足で見ると評価は維持されている
週足チャートで確認すると、前回の決算発表後でも中期的なトレンドは崩れていません。
これは、「売る理由はないが、積極的に買い上がる材料もまだ不足している」という、市場の判断が反映された形と考えられます。
本当の評価は来週の週足で確認
今回の決算は金曜引け後発表であるため、来週の週足1本目が、今回の決算に対する市場の正式な評価となります。
来週注目したいポイントは以下の3点です。
- 週足が陽線で確定するか
- 直近の押し安値を維持できるか
- 出来高が増加するかどうか
これらを確認することで、評価維持なのか、再評価に進むのかが見えてきます。
まとめ
決算の数字そのものより、市場がどう反応するかを週足で確認するフェーズに入った銘柄と言えそうです。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
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