【マルマエ(6264)】半導体装置需要とKMAC連結が寄与|営業利益99.8%増・来期も成長予想
マルマエの2026年8月期は、売上高が前期比79.2%増、営業利益が同99.8%増となりました。半導体製造装置市場の回復に加え、KMACの通年寄与で事業規模が大きく拡大しています。
来期も売上高37.0%増、営業利益57.4%増を見込んでおり、回復局面から増産局面へ進めるかが次のテーマです。
半導体装置需要とKMACの通年寄与で営業利益99.8%増となった本決算
| 項目 | 今回 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 204億34百万円 | 114億3百万円 | 79.2%増 |
| 営業利益 | 41億30百万円 | 20億67百万円 | 99.8%増 |
| 経常利益 | 39億4百万円 | 19億円 | 105.5%増 |
| 純利益 | 34億64百万円 | 13億44百万円 | 157.6%増 |
精密部品は受注拡大と稼働率上昇で増益
マルマエの精密部品事業は売上高91億18百万円で18.3%増、セグメント利益22億87百万円で25.4%増でした。ロジックファウンドリや先端DRAM向け投資が活発となり、半導体製造用消耗品も過去最高水準を超える需要が続いています。
増産に向けた人件費や外注費は増えましたが、設備稼働率の上昇で原価率が改善しました。営業利益率は全社で18.1%から20.2%へ上昇しています。
KMACは真空チャンバー増産で売上が大幅拡大
機能材料事業は売上高113億16百万円、セグメント利益18億48百万円でした。前年は連結期間が5か月だけだったため、増収率206.4%には連結期間の差が含まれます。
そのうえで、半導体エッチング装置用真空チャンバーは在庫調整が終わり、顧客から急増産の要請を受けています。会社は2027年に向け、現状の2倍を超える規模の要請に対応するため、人員・外注・鋳造設備・熱処理設備を増強しています。
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通期予想と配当を確認
| 項目 | 会社予想 | 進捗・増減 |
|---|---|---|
| 売上高 | 280億円 | 前期比37.0%増 |
| 営業利益 | 65億円 | 前期比57.4%増 |
| 純利益 | 42億円 | 前期比21.2%増 |
2027年8月期は、売上高280億円、営業利益65億円を見込みます。真空チャンバーの増産要請と半導体製造装置市場の拡大を織り込んだ、引き続き強い計画です。
年間配当予想は株式分割後ベースで52円です。2026年8月期は中間38円が分割前、期末28円が分割後のため単純合算できません。分割後換算では年間47円となり、来期は実質5円の増配予想です。
今後の注目ポイント
最も重要なのは、KMACが急増産要請へ予定どおり対応できるかです。設備能力には余力があっても、人員と外注の確保が追いつかなければ、受注がそのまま売上になるとは限りません。
また、当期はKMACの連結期間差が増収率を押し上げました。来期は比較条件がそろうため、既存事業の実力と増産効果をより見やすくなります。のれん・顧客関連資産の償却も継続するため、売上だけでなく利益率を追いたいところです。
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まとめ
マルマエは半導体向け精密部品の回復にKMACの通年寄与が重なり、売上と利益を大きく伸ばしました。来期計画も強気ですが、評価の中心は増産要請を実際の生産・売上へ変えられるかです。連結効果を除いた成長と利益率を確認していきたい決算です。
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