【2026年2月第3週まとめ】指数は停滞、需給主導で資金が市場全体へ噴出した1週間
今週の東京株式市場を振り返る(2月16日〜2月20日)
2026年2月第3週の東京株式市場は、日経平均・TOPIXが方向感を欠く一方で、個別株には連日の資金流入が続いた1週間となりました。
週を通して共通していたのは、指数の動きとは無関係に、需給を起点とした資金がテーマを横断しながら市場全体へ拡散していった点です。
小型株、低位株、半導体周辺、素材、製造業――
単一テーマが相場を牽引する形ではなく、「軽さ」「売り枯れ」「直近までの下落」という条件を満たす銘柄群が同時多発的に買われました。
指数主導ではなく、どこに資金が流れ、どの銘柄が生き残っているかを見極めることが重要な1週間だったといえます。
今週の市場動向・急騰銘柄・評価ポイントを1記事で整理した週まとめです。
日別の市場動向まとめ
2月16日(月)
小型株・素材・半導体周辺を起点に需給相場が始動
週明け16日は、指数がほぼ動かない中、小型株・素材・半導体周辺に突発的な資金流入が確認されました。
大きな材料は見当たらないものの、直前まで売られていた銘柄が出来高を伴って反発。
需給改善を起点とした相場初動が意識された一日となりました。
2月17日(火)
低位株まで物色が広がり、全面高の様相に
17日は前日の流れを引き継ぎ、小型株に加えて低位株まで物色が拡大。
一部テーマに集中するのではなく、「前日動いた銘柄が押さずに続伸する」需給主導の展開が目立ちました。
材料よりも値動きが優先される相場環境が鮮明になった一日です。
2月18日(水)
指数は静観、個別株は連日急騰フェーズへ
18日は指数がさらに落ち着いた動きとなる一方、個別株では連日高値更新・出来高継続が目立ちました。
需給相場の中盤らしく、「売りが出ないこと」そのものが上昇要因となる局面です。
指数を見ているだけでは、相場の熱量を把握しづらい一日となりました。
2月19日(木)
製造業まで物色が波及、資金循環が加速
19日には、これまで中心だった小型株・低位株に加え、製造業セクターにも資金が流入。
テーマを横断しながら、次の受け皿を探すような資金移動が確認されました。
相場全体の回転率が上がり、需給相場としては健全な状態が続いています。
2月20日(金)
需給相場は継続、選別フェーズへ移行
週末20日も流れ自体は継続しましたが、すべての銘柄が上がる局面ではなくなり、選別色が強まった一日となりました。
出来高が伴わない銘柄は失速し、初動から資金が入っていた銘柄のみが優位を維持。
需給相場が次の段階へ進みつつあることを示す動きです。
今週特に目立った注目テーマ
需給主導の資金流入
材料ではなく、売り枯れ・軽さを重視した資金流入が相場を主導しました。
低位株・小型株の優位性
指数停滞の環境下で、短期資金は引き続き値動きの軽い銘柄を選好。
製造業への波及
週後半にかけて、物色対象がより広範囲へ拡大しました。
指数と個別株の乖離
指数を見ているだけでは、この1週間の相場を正確に捉えることは困難でした。
指数は静観、個別は需給主導で活況――
その乖離が最も顕著に表れた週といえます。
週次総括|来週に向けた視点
- 指数主導の相場は引き続き期待しにくい
- 需給主導の資金循環は継続する可能性
- 急騰後の押し目形成と構造維持が重要
- 指数が遅れて反応する展開にも注意
来週も、指数より個別、テーマより需給を重視した相場展開が想定されます。
