【2026年1月月次市場まとめ】指数は停滞、資金はテーマ株へ完全循環した1か月
2026年1月の東京株式市場は、日経平均・TOPIXともに方向感に乏しい展開が続き、指数としては停滞感の強い1か月となりました。
しかしその一方で、市場内部では明確な変化が起きていました。
それが テーマ株・中小型株・グロース株への資金循環の加速 です。
週を追うごとに物色対象は変化し、防衛、バイオ、素材、そして月後半には半導体へと資金が移動していく、非常に分かりやすい「テーマ循環相場」となりました。
週間ごとの相場ハイライト
第2週:指数調整、防衛・AI・低位株へ資金流入(1月5日〜9日)
第2週は指数が調整色を強める中で、防衛関連やAI関連、低位株など値動きの軽い銘柄に短期資金が集中しました。
特に防衛関連は、地政学リスクだけでなく国策テーマとして継続的に物色されやすい特徴があり、この週の資金の流れはその典型的な動きでした。
第3週:指数様子見、中小型・グロース・バイオ・半導体が活況(1月13日〜16日)
指数が様子見ムードとなる中で、値動きの軽い中小型株やグロース株が物色の中心となりました。
なかでもバイオ関連は材料性の強さから資金が集まりやすく、指数停滞局面で物色されやすいテーマであることが改めて確認された週でした。
また、週後半からは半導体関連への資金流入も見られ、テーマの広がりが見え始めました。
第4週:指数停滞も、グロース・素材・バイオへ資金シフト(1月19日〜23日)
第4週も指数の動きは限定的でしたが、物色はさらに鮮明化しました。
素材・化学関連やバイオ、グロース株に出来高を伴った動きが見られ、投資家の関心が大型株からテーマ株へ移っていることがはっきりと読み取れる週となりました。
第5週:半導体テーマが深化、金ETF急騰が示した相場環境(1月26日〜30日)
第5週は非常に象徴的な動きが見られました。
週前半には金ETFが急騰し、リスク回避資金が貴金属・資源テーマへ向かう動きが発生しました。これは相場全体の不安心理を示すサインでもあります。
そして週後半には、半導体テーマが再び主役に。
装置・材料・検査など周辺分野まで物色が広がり、AI・データセンター需要と結びついたテーマの強さが意識された週でした。
1月相場の総評:指数よりも「テーマ」と「需給」を読む相場
1月の相場は、指数を見ているだけではチャンスが見えない月でした。
しかし、テーマと需給の流れを追っていれば、資金の移動は非常に分かりやすい1か月でもありました。
このような相場環境では、テーマから銘柄を読み解く視点 が非常に重要になります。
なお、先月の相場動向については、【2025年12月 株式市場まとめ】にて詳しく解説しています。
今月の決算分析は、こちらの月次まとめをご覧ください。
今月のテクニカル分析は、こちらの月次まとめをご覧ください。
今月の急騰株は、こちらの月次まとめをご覧ください。
