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【ハンモック(173A)】クラウドARR26.6%増営業利益22.2%・経常利益34.7%増!通期予想据え置き

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株式会社ハンモック(173A)は2026年8月14日に、2027年3月期第1四半期決算を発表しました。

2027年3月期第1四半期の売上高は前年同期比6.6%増の12億12百万円、営業利益は同22.2%増の1億21百万円、経常利益は同34.7%増の1億25百万円、四半期純利益は同29.9%増の81百万円となりました。売上高の伸びを上回って営業利益・経常利益が増加しており、増収増益となっています。

今回の決算で特に注目したいのは、クラウドサービスのARRが前年同期比26.6%増の15億65百万円まで拡大したことです。クラウドサービスの売上比率も50.0%まで上昇しており、継続的な収益基盤の成長が確認できます。

一方で、会社は2027年3月期の通期業績予想を据え置きました。通期では売上高52億87百万円、営業利益8億83百万円、経常利益8億99百万円、当期純利益5億85百万円を予想しています。また、年間配当予想は65円へ修正されています。

この記事では、ハンモックの2027年3月期第1四半期決算について、業績の概要、利益が増加した要因、クラウドARRの伸び、通期業績予想の進捗、配当予想の修正、今後の注目ポイントを決算短信に沿って解説します。

この記事で分かること
  • ハンモックの2027年3月期第1四半期決算のポイント
  • 営業利益22.2%増・経常利益34.7%増となった理由
  • クラウドARRが26.6%増加した状況
  • 通期業績予想に対する第1四半期の進捗
  • 年間配当予想65円への修正と今後の注目点
まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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営業利益22.2%増!2027年3月期第1四半期決算を解説

ハンモックの2027年3月期第1四半期決算は、増収増益となりました。

売上高は前年同期比6.6%増の12億12百万円、営業利益は22.2%増の1億21百万円となっています。さらに、経常利益は34.7%増の1億25百万円、四半期純利益は29.9%増の81百万円となり、営業利益だけでなく経常利益・純利益も前年同期を上回りました。

特に注目したいのは、売上高の伸び率6.6%に対して営業利益が22.2%増加したことです。売上高以上のペースで利益が増加しており、収益性の改善が進んだことが今回の決算のポイントです。

業績概要

項目2027年3月期第1四半期前年同期比
売上高12億12百万円+6.6%
営業利益1億21百万円+22.2%
経常利益1億25百万円+34.7%
四半期純利益81百万円+29.9%
1株当たり四半期純利益19.44円

今回の決算では、営業利益率の改善も確認できます。

売上高は前年同期の11億37百万円から12億12百万円へ増加しました。一方、営業利益は99百万円から1億21百万円へ増加しています。決算短信によると、売上原価は前年同期比8.7%増となったものの、販売費及び一般管理費は同2.0%減少しました。これにより、営業利益は前年同期比22.2%増となっています。

つまり今回の増益は、単純に売上高が増えただけではありません。販管費を抑えながら売上を伸ばしたことで、営業利益の伸びが売上高の伸びを上回ったと見ることができます。

経常利益は34.7%増と営業利益を上回る伸び

経常利益は前年同期比34.7%増の1億25百万円となり、営業利益よりも高い伸び率となりました。

この要因の一つが為替差損益です。前年同期は為替差損10百万円を計上していましたが、当第1四半期は円安に推移したことから82万円の為替差益を計上しています。その結果、営業外費用は発生せず、経常利益が押し上げられました。

したがって、営業利益22.2%増は本業の増益、経常利益34.7%増には為替差損益の改善も寄与したという点を分けて見る必要があります。

今回の決算は、売上高6.6%増に対して営業利益22.2%増となったことで、まずまず力強いスタートを切ったと評価できます。ただし、経常利益の伸びには為替要因も含まれているため、今後の業績を見るうえでは、本業である営業利益が継続して伸びるかを確認することが重要です。

クラウドARR26.6%増!第1四半期の業績を支えた収益基盤

ハンモックの今回の決算で、業績とあわせて注目したいのがクラウドサービスのARR(年間経常収益)です。

2027年3月期第1四半期末のクラウドサービスARRは15億65百万円となり、前年同期の12億36百万円から26.6%増加しました。さらに、クラウドサービスの売上高に占める比率は50.0%まで上昇しています。

ARRは一時的な売上高ではなく、契約に基づいて継続的に発生する収益を捉える指標です。そのため、今回の決算では売上高が6.6%増にとどまる一方で、クラウドサービスの継続収益が26.6%増加していることは重要なポイントといえます。

クラウドサービスARRが15億65百万円に増加

クラウドサービスARRは、2026年3月期第1四半期の12億36百万円から四半期ごとに増加し、2027年3月期第1四半期には15億65百万円となりました。

項目2026年3月期1Q2027年3月期1Q前年同期比
クラウドサービスARR12億36百万円15億65百万円+26.6%
チャーンレート0.29%0.38%

ARRが前年同期比26.6%増加する一方、チャーンレートは0.38%と低い水準で推移しています。決算短信では、クラウドサービスの売上も好調に推移したと説明されており、継続収益の拡大が進んでいることが確認できます。

また、クラウドサービスの売上高は7億76百万円となり、前年同期比8.7%増加しました。売上高全体の伸び率6.6%を上回っており、クラウド関連の収益が全体の成長を支えています。

セールスDXのARRも増加

クラウドサービスだけでなく、OEM製品を除いたARRも増加しています。

2027年3月期第1四半期のARRは12億02百万円となり、前年同期の10億97百万円から約9.6%増加しました。チャーンレートは0.70%となっており、前年同期の0.62%から上昇しています。

この結果から、今回の決算では継続収益を示すARRが複数の領域で増加していることが分かります。特にクラウドサービスARRの26.6%増は、今後の売上成長を考えるうえでも注目したい数字です。

AIデータエントリーは売上高0.7%減

一方で、すべての収益領域が増収となったわけではありません。

AIデータエントリーソリューションの売上高は1億02百万円となり、前年同期比0.7%減少しました。決算短信によると、DX OCRの導入は順調だった一方、WOZEの従量課金による処理量が減少したことが影響しています。

そのため、今回の決算を評価する際には、クラウドサービスARRの大幅な増加が確認できた一方、一部の収益は前年同期を下回ったことも押さえておく必要があります。

全体としては、売上高6.6%増に対してクラウドサービスARRが26.6%増となっており、継続収益の成長が進んでいることが今回の決算における大きなポイントです。今後は、このARRの伸びが四半期ごとの売上高や営業利益の成長にどこまでつながっていくのかを確認する必要があります。

通期業績予想は据え置き!配当予想65円への修正と今後の注目点

ハンモックの2027年3月期第1四半期決算では、営業利益22.2%増、経常利益34.7%増と好調なスタートとなりました。一方で、会社は通期業績予想を変更していません。

第1四半期の業績だけを見ると順調に見えますが、今後はこの利益成長を維持しながら、通期計画を達成できるかが重要になります。また、今回の決算では年間配当予想を65円へ修正しており、株主還元の面でも注目される内容となりました。

通期業績予想は据え置き

2027年3月期の通期業績予想は、売上高52億87百万円、営業利益8億83百万円、経常利益8億99百万円、当期純利益5億85百万円です。会社は今回の第1四半期決算において、通期業績予想を前回予想から変更していません。

項目2027年3月期通期予想前期比
売上高52億87百万円+8.1%
営業利益8億83百万円+5.9%
経常利益8億99百万円+3.6%
当期純利益5億85百万円▲14.6%
1株当たり当期純利益138.98円

第1四半期の売上高は12億12百万円であるため、通期予想に対する進捗率は約22.9%です。営業利益は1億21百万円で約13.7%、経常利益は1億25百万円で約14.0%、四半期純利益は81百万円で約14.0%となっています。

売上高に比べて利益の進捗率はやや低いものの、第1四半期は営業利益が前年同期比22.2%増となっています。そのため、今後は第2四半期以降に利益成長をどこまで継続できるかが通期計画達成のポイントになるでしょう。

また、当期純利益については通期予想が前期比14.6%減となっています。営業利益は増益を見込んでいるため、最終利益が減益予想となっている理由についても、今後の決算で確認しておきたいところです。

年間配当予想を65円へ修正

今回の決算では、2027年3月期の年間配当予想が65円に修正されています。

配当の内訳は、第2四半期末20円、期末45円で、年間合計65円となる予想です。決算短信では、直近の配当予想からの修正について「有」と記載されています。

前期の年間配当は40円だったため、今回の予想どおりとなれば年間配当は25円増加することになります。

業績面では通期予想を据え置く一方、配当予想を65円へ修正したことは、今回の決算における株主還元面のポイントです。

今後はクラウドARRの成長と利益への波及に注目

今回の決算で今後の業績を見るうえで最も注目したいのは、クラウドサービスARRの成長が継続するかどうかです。

第1四半期のクラウドサービスARRは15億65百万円と前年同期比26.6%増加しており、チャーンレートも0.38%と低い水準で推移しています。クラウドサービスの売上比率も50.0%まで上昇しており、継続収益の拡大が進んでいます。

一方で、今回の決算ではAIデータエントリーソリューションの売上高が前年同期比0.7%減となるなど、すべての収益が同じペースで伸びているわけではありません。

そのため、次回以降の決算では、クラウドARRの増加が実際の売上高・営業利益の成長にどこまでつながるのかを確認することが重要です。

財務面では自己資本比率44.2%

財政状態を見ると、2027年3月期第1四半期末の総資産は70億71百万円、純資産は31億25百万円、自己資本比率は44.2%となっています。前期末の自己資本比率45.2%からは1.0ポイント低下しました。

純資産は、四半期純利益81百万円を計上した一方、配当金の支払いによって169百万円減少したことなどから、前期末から87百万円減少しています。

今回の決算では、業績の増益に加えて配当予想の増額も確認できた一方、通期業績予想は据え置きとなりました。

したがって今後は、クラウドARR26.6%増という成長が継続するか、営業利益の増益基調を維持できるか、そして通期営業利益8億83百万円を達成できるかが注目点です。第2四半期以降の決算では、ARRの成長と実際の利益成長が連動しているかを確認したいところです。

まとめ

ハンモック(173A)の2027年3月期第1四半期決算は、売上高6.6%増、営業利益22.2%増、経常利益34.7%増、四半期純利益29.9%増となり、増収増益でスタートしました。特に営業利益は売上高の伸びを上回っており、販管費の減少も利益の押し上げに寄与しています。

今回の決算で最も注目したいのは、クラウドサービスARRが前年同期比26.6%増の15億65百万円となったことです。クラウドサービスの売上比率も50.0%まで上昇しており、継続収益の拡大が確認できました。

一方、会社は2027年3月期の通期業績予想を変更していません。通期では売上高52億87百万円、営業利益8億83百万円、経常利益8億99百万円、当期純利益5億85百万円を予想しています。第1四半期は増益となったものの、今後はこの成長を維持しながら通期計画を達成できるかが焦点になります。

また、年間配当予想は65円へ修正されました。第2四半期末20円、期末45円の予想となっており、前期の年間40円から増配となる見込みです。

今回の決算をまとめると、「営業利益22.2%増の増益に加えてクラウドARRも26.6%増加した一方、通期業績予想は据え置き」という内容です。

今後は、クラウドARRの成長が継続するかに加えて、ARRの増加が売上高や営業利益のさらなる成長につながるかを確認したいところです。特に次回以降の決算では、営業利益の増益基調を維持できるか、通期営業利益8億83百万円を達成できるかが重要なチェックポイントになるでしょう。

現時点では、業績・ARRともに好調なスタートを切ったものの、通期予想を上方修正する段階には至っていません。したがって、次回決算では「第1四半期の好調が一時的なものなのか、それとも通期の成長につながるのか」を見極めることが、ハンモックの今後を判断するうえで重要になります。

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本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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