福島印刷(7870)の事業内容を解説|DM・帳票印刷に強い会社
福島印刷は、請求書や通知書、ダイレクトメールなどの帳票印刷を主力とする企業です。
一般的なチラシやポスターを印刷する会社とは異なり、企業や自治体向けに「個人ごとに内容が異なる印刷物」を大量に作成することに強みがあります。
一方で、近年はペーパーレス化が進んでおり、紙の請求書やDM需要は減少しています。
そのため福島印刷は、単なる印刷会社から、発送代行や業務代行を含めたサービス企業への転換を進めています。
この記事では
- 福島印刷の事業内容
- 主力サービス
- 強みと弱み
- 今後の成長余地
を解説します。
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福島印刷は何の会社?
福島印刷は、企業や自治体向けに帳票印刷やDM印刷を提供する会社です。
特に強いのは、請求書、通知書、明細書、金融機関向け帳票、自治体向け通知など、「個別に内容が異なる印刷物」です。
例えば、
- 電気・ガス料金の請求書
- クレジットカードの利用明細
- 保険契約の案内
- 自治体の通知書
- ダイレクトメール
などが代表例です。
これらは一人ひとり内容が異なるため、単純な商業印刷よりもノウハウが必要です。
主力サービス
福島印刷の主力サービスは大きく4つあります。
DMDPサービス
最も売上規模が大きい主力事業です。
DMや通知書、請求書などを大量に印刷し、発送まで行います。
企業にとっては、印刷から封入、発送まで一括で委託できる点がメリットです。
IPDPサービス
請求書や利用明細などの情報処理型印刷を行う事業です。
金融機関、保険会社、自治体などの帳票印刷が中心です。
BF複合サービス
発送代行や封入作業など、印刷以外の周辺業務を行うサービスです。
近年はこの分野が伸びており、福島印刷の新たな成長領域として期待されています。
企画商印サービス
チラシやパンフレット、販促物など、一般的な商業印刷を行う事業です。
ただし、売上規模は小さく、福島印刷の主力ではありません。
売上構成
2026年8月期第2四半期時点の売上構成は以下の通りです。
| サービス | 売上高 | 構成比 |
|---|---|---|
| DMDPサービス | 17.5億円 | 57.8% |
| IPDPサービス | 9.2億円 | 30.5% |
| BF複合サービス | 3.2億円 | 10.7% |
| 企画商印サービス | 0.3億円 | 1.0% |
DMDPサービスが売上の過半を占めており、福島印刷の業績はこの事業の影響を強く受けます。
一方で、BF複合サービスは規模こそ小さいものの、成長余地がある分野です。
福島印刷の強み
個別帳票に強い
請求書や通知書など、個別に内容が異なる印刷物に強みがあります。
一般的な印刷会社では対応しにくい分野のため、一定の参入障壁があります。
金融・自治体向け需要がある
金融機関や自治体向けは信頼性やセキュリティが重視されるため、新規参入しにくい市場です。
そのため、長年取引が続くケースも多く、一定の安定需要があります。
発送代行まで一括対応できる
印刷だけではなく、封入・封緘・発送まで一括対応できる点も強みです。
企業にとっては業務効率化につながるため、単純な価格競争になりにくい特徴があります。
福島印刷の弱み
ペーパーレス化が逆風
紙の請求書や通知書は、電子化によって減少しています。
特に企業や自治体でDXが進むと、福島印刷の主力事業には逆風になります。
設備産業で固定費が重い
印刷会社は大型設備が必要なため、売上が落ちても固定費が残ります。
そのため、売上減少がそのまま利益悪化につながりやすい構造です。
成長ストーリーが見えにくい
発送代行や業務代行は伸びていますが、まだ主力事業の落ち込みを補える規模ではありません。
そのため、現状では高成長株というより、高配当・資産株として見られやすい銘柄です。
今後の成長余地
今後は、
- 発送代行
- 業務代行
- デジタル通知
- ITサービス企業向け支援
などの分野が成長余地として期待されます。
単なる印刷会社ではなく、「情報処理・業務代行会社」へ変われるかが重要です。
紙需要だけに依存すると厳しいですが、周辺業務まで含めたサービス企業へ転換できれば、生き残る可能性があります。
一言でまとめると
「紙の通知やDMに強いが、ペーパーレス化に対応できるかが課題」
まとめ
福島印刷は、請求書、通知書、DMなどの帳票印刷に強みを持つ会社です。
特に金融機関や自治体向けの個別帳票で安定需要があります。
一方で、ペーパーレス化によって主力事業は縮小傾向にあります。
今後は、発送代行や業務代行など、紙以外のサービスをどこまで伸ばせるかが重要になりそうです。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
