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かっこ株式会社(4166)の事業内容とリスク要因、出来高急増の背景

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事業内容

かっこ株式会社は、AI・統計学・数理最適化技術を活用したSaaS型アルゴリズム提供事業を展開しています。主なサービスには、不正検知サービス「O-PLUX」、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」、および決済コンサルティング・データサイエンスサービスがあります。

O-PLUX:ECサイトやD2C事業者向けに、不正注文をリアルタイムで検知するサービスです。

O-MOTION:通販サイトや金融サービスサイト向けに、なりすましログインなどの不正アクセスをリアルタイムで検知するクラウドサービスです。

決済コンサルティング・データサイエンスサービス:決済業務の効率化やデータ分析支援を通じて、企業の課題解決を支援しています。

リスク要因

かっこ株式会社の事業には、以下のリスクが考えられます。

競争の激化:不正検知市場は競争が激しく、技術革新や価格競争が収益性に影響を与える可能性があります。

技術的依存:AIやアルゴリズムに依存しているため、技術の進化や障害がサービス提供に影響を及ぼすリスクがあります。

法規制の変動:データ保護やプライバシーに関する法規制の変更が、事業運営に影響を与える可能性があります。

顧客依存:主要顧客への依存度が高い場合、顧客の業績や方針変更が収益に直接影響を及ぼすリスクがあります。

出来高急増の背景

2025年9月17日にかっこ株式会社の株式の出来高が急増した主な要因は、同社の不正検知サービス「O-PLUX」が福岡市の企業「and roots」が運営するECサイト「はぐくみプラス」など計5サイトで導入されたとの発表です。この導入により、同社の不正検知技術の効果が実証され、特に初回特別価格を狙った不正注文の抑止に成功したことが投資家の関心を引き、株式の取引が活発化しました。

また、2025年8月13日に発表された中間決算では、売上高が前年同期比17.3%増の4.07億円、特に不正検知サービスのストック収益が28.6%増の3.15億円と好調であったことも、株価上昇の要因となったと考えられます。

まとめ

かっこ株式会社は、オンライン取引の安全性を支える重要な役割を果たしており、特に不正検知分野での技術力が強みです。しかし、競争環境や技術的な課題、法規制の変動など、さまざまなリスク要因にも直面しています。投資や取引先選定の際には、これらの要因を総合的に考慮することが重要です。

※本記事は情報提供を目的としており、投資判断を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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