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アディッシュ(7093)|事業内容とリスク、株価急騰の理由を徹底解説

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アディッシュ株式会社(証券コード:7093)は、企業のデジタルコミュニケーションを支援するサービスを提供する成長企業です。特に、SNSやオンラインコミュニティにおけるリスク管理や、ユーザーサポートの運営支援を得意としており、企業のブランド価値を守りながら顧客体験を向上させるサービスで注目されています。


アディッシュの主な事業内容

アディッシュの事業は大きく分けて「ソーシャルリスク対策事業」と「カスタマーサクセス事業」に整理できます。

ソーシャルリスク対策事業

SNS上での誹謗中傷やデマ拡散、炎上リスクを監視・対応するサービスです。企業に代わって投稿内容をチェックしたり、模倣品や景品表示法違反などの法的リスクにも対応。最近ではSNSの影響力が大きく、企業のブランド価値を守るために不可欠な事業として注目が集まっています。

カスタマーサクセス事業

アディッシュはスタートアップやITサービス企業を中心に、顧客サポートの代行や運営体制の構築を支援しています。ユーザーサポートの品質向上により解約率を下げ、顧客満足度を高めることで収益性向上にも寄与する事業です。

新規事業:TikTok Shop総合支援パッケージ

特に注目されるのが、TikTok Shop を中心とした 総合支援パッケージサービス の提供です。広告運用やコンテンツ制作に加え、模倣品対策、景品表示法チェック、ユーザーサポートまでを一括で提供。いわゆる「攻め」と「守り」を同時に支援できる点が市場から高く評価されています。


株価急騰の背景

2025年7月、アディッシュは studio15 との連携により、TikTok Shop支援パッケージサービスを開始する旨を発表しました。この発表が投資家に好感され、株価は急上昇。特に、2025年9月22日には株価が一時 ストップ高水準 となり、前日比で +15.9%の上昇を記録しました。

出来高も約 31万株 と通常の数倍に膨れ、投資家の関心が一気に高まったことが確認できます。この急騰の背景には以下の要因があります。

1. 成長テーマとの親和性

TikTokやショート動画市場の拡大に合わせた事業展開であり、投資家が将来の収益成長に期待。

2. 独自性のあるサービス

単なる広告運用だけでなく、法務・リスク管理を含む総合支援は競合他社にはない差別化要素。

3. 市場センチメントの追い風

グロース株全体の買いの流れも重なり、資金流入の恩恵を受けた可能性があります。


アディッシュのリスク

一方で、株価急騰に伴う注意点もあります。

業績の不安定さ

現状は営業利益や純利益が安定しておらず、赤字リスクが残ります。

人材コスト・運営コストの負荷

投稿監視やサポート業務は人手依存度が高く、人件費上昇が利益圧迫の要因になりやすい。

法規制・社会動向の影響

SNS規制や消費者保護ルールの変更が事業に影響する可能性があります。

期待先行による株価変動リスク

急騰の多くは将来の期待が織り込まれたものであり、業績が期待に届かない場合は調整局面が訪れることも考えられます。

特に信用買い残が多く、急騰後に利確売りが入ると短期的な調整圧力が強まる可能性があるため、株価動向には注意が必要です。


まとめ

アディッシュ(7093)は、ソーシャルリスク対策とカスタマーサクセス支援を柱に事業を拡大しており、TikTok Shop 総合支援パッケージサービス開始が株価急騰の主因と考えられます。

ただし、利益水準はまだ安定しておらず、人件費や法規制対応などコスト面の課題も抱えています。投資を検討する際は、テーマ性だけでなく 業績進捗や収益性の回復具合 に注目することが重要です。

アディッシュは成長性の高い企業ですが、期待先行の株価動きには注意し、慎重な投資判断が求められるでしょう。

※本記事は情報提供を目的としており、投資判断を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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