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決算分析【エービーシー・マート(2670)】株価急騰の理由は?増配と国内既存店好調を評価

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靴専門店大手のエービーシー・マートが2026年2月期決算を発表し、株価が急騰しました。国内既存店の好調やインバウンド需要の回復に加え、増配も発表されたことで市場から高く評価されています。

この記事で分かること

  • エービーシー・マートの2026年2月期決算内容
  • 株価急騰の理由
  • 国内事業と海外事業の状況
  • 今後の成長ポイント
  • 配当や株主還元の魅力
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2026年2月期決算概要

エービーシー・マートの2026年2月期は、国内事業が好調に推移し、売上高・営業利益ともに過去最高を更新しました。特に国内既存店売上が伸びたことに加え、スポーツアパレルやハンズフリーシューズの販売拡大が寄与しました。

項目2026年2月期前期比
売上高3,786億円+1.7%
営業利益632億円+1.2%
経常利益671億円+3.9%
純利益463億円+2.2%
年間配当75円+5円
2027年2月期配当予想80円+5円

売上高は3,786億円、営業利益は632億円となり、営業利益率は16.7%と高水準を維持しました。特に有価証券売却益の計上もあり、経常利益は3.9%増となっています。

株価急騰の理由

今回の急騰は、単なる増収増益だけではなく、複数の好材料が重なったことが要因です。

主な好材料

  • 国内既存店売上が前期比4.6%増
  • 全店売上高が前期比5.1%増
  • 免税売上が前期比1割超増加
  • デジタル売上高が前期比7.4%増
  • 年間配当を75円へ増配
  • 来期は80円への増配予想
  • 2027年2月期も増収増益予想
  • 「GRAND STAGE」や「ABC-MART SPORTS」の拡大
  • ハンズフリーシューズやスポーツアパレルが好調

特に市場では、海外事業の不振やコスト増加が懸念されていました。しかし、国内事業がその不安を上回る強さを見せたことで、好決算として評価された形です。

国内事業が好調

国内事業は売上高2,731億円で前期比5.4%増、セグメント利益は564億円で前期比6.3%増となりました。

特に好調だったポイントは以下の通りです。

  • ハンズフリーシューズの需要拡大
  • ナショナルブランド商品の販売強化
  • スポーツアパレルの伸長
  • インバウンド需要の回復
  • 客単価が3%以上上昇
  • デジタル売上比率が10.6%まで上昇

また、国内では33店舗を新規出店し、65店舗を改装しています。加えて、「GRAND STAGE」は127店舗、「ABC-MART SPORTS」は131店舗まで拡大しました。複合業態店舗も142店舗まで増加しており、売り場面積拡大による成長余地もあります。

海外事業は苦戦も成長余地あり

一方で、海外事業はやや苦戦しました。

地域売上高増減率
韓国▲4.5%
米国▲7.3%
台湾+1.1%

韓国は政治混乱による需要減少、米国は関税政策の影響を受けました。その結果、海外事業全体では売上高が4.5%減、セグメント利益は25.8%減となっています。

ただし、フィリピン進出や台湾の好調を見ると、海外事業全体が悪いわけではありません。今後は韓国で「GRAND STAGE」や「ABC-MART SPORTS」を拡大する計画で、中長期的には再成長の可能性があります。

2027年2月期も増収増益予想

会社側は2027年2月期も増収増益を予想しています。

項目2027年2月期予想前期比
売上高4,008億円+5.9%
営業利益656億円+3.7%
経常利益674億円+0.4%
純利益464億円+0.1%
年間配当予想80円+5円

今後はランニングシューズやウォーキングシューズ、ハンズフリーシューズを強化する方針です。また、著名人とのコラボ企画やインバウンド向け限定商品の販売にも注力します。

国内では36店舗の新規出店、50店舗程度の改装を計画しており、海外でも26店舗の新規出店を予定しています。

エービーシー・マートは今後も強いのか

エービーシー・マートは、国内需要・インバウンド需要・デジタル販売・増配の4つが揃っている銘柄です。

特に注目したいポイントは以下の通りです。

  • 国内既存店売上が強い
  • インバウンド需要の恩恵を受ける
  • 円高局面では仕入れコスト低下メリットがある
  • 高い営業利益率を維持している
  • 連続増配期待がある
  • 現金保有が2,071億円と非常に厚い

現金及び現金同等物は2,071億円まで増加しており、財務基盤は非常に安定しています。自己資本比率も87.5%と高く、長期保有向きの安定成長株といえそうです。

まとめ

エービーシー・マートの2026年2月期決算は、国内既存店の好調やインバウンド需要回復、スポーツアパレルの伸長が追い風となり、堅調な内容でした。

特に以下の点が株価急騰につながったと考えられます。

  • 国内既存店売上4.6%増
  • 免税売上1割超増
  • デジタル売上7.4%増
  • 年間配当75円へ増配
  • 来期80円予想
  • 2027年2月期も増収増益見通し

海外事業には課題が残るものの、国内事業の強さが際立っており、今後も安定成長が期待できる銘柄といえます。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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