ELEMENTS(5246)の事業内容を解説|eKYC・生体認証・GPUクラウドが成長を支える
ELEMENTSは、画像認識・生体認証・AI技術を活用し、「本人確認」と「個人最適化」を軸に事業を展開している企業です。
現在の主力はオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」ですが、GPUクラウドやデジタルID、パーソナライズ領域にも事業を広げています。
この記事で分かること
- ELEMENTSの主力事業
- 稼ぎ頭となっているサービス
- 今後の成長ドライバー
- 他社との差別化ポイント
- 投資家が注目すべきテーマ
ELEMENTSは何の会社か
株式会社ELEMENTSは、生体認証・画像認識・生成AIを活用したサービスを展開する企業です。
事業の中心は「個人認証ソリューション」であり、オンライン本人確認や当人認証を提供しています。加えて、個人に最適化された商品や生活環境を提案する「個人最適化ソリューション」も展開しています。
主力はLIQUID eKYC
最も重要な事業は、子会社の株式会社Liquidが展開するオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」です。
LIQUID eKYCは、運転免許証やマイナンバーカードの撮影、ICチップ読み取り、自撮り画像との照合などを使って、オンライン上で本人確認を完結できるサービスです。銀行口座開設、証券口座、携帯契約、中古品買取、不動産取引など幅広い用途があります。
さらに、累計本人確認件数は1.5億件を突破しており、累計契約社数は600社超まで拡大しています。国内シェアNo.1とされており、金融・通信・中古品売買など法規制が強い業界で採用が広がっています。
ELEMENTSの主要サービス
| サービス | 内容 | 投資家が注目する点 |
|---|---|---|
| LIQUID eKYC | オンライン本人確認 | eKYC市場拡大の恩恵を受けやすい |
| LIQUID Auth | 当人認証サービス | 不正ログイン対策や継続認証需要 |
| PASS | デジタルIDウォレット | 個人情報管理のデジタル化 |
| GPASS | 外国人向けデジタルID | 在留外国人向け市場の拡大 |
| ELEMENTS CLOUD | GPUクラウド | AI開発需要・データセンター需要 |
| Coordware | EC向け生成AIマーケティング | AI×EC分野の成長 |
| my IDEAL | サイズマッチング | アパレルDX・返品率低下 |
| MyPlace for Home | スマートホーム・スマートシティ | 不動産・住宅DX需要 |
これらのサービスを見ると、ELEMENTSは単なるeKYC企業ではなく、「個人認証」と「個人最適化」の2軸で事業を広げていることが分かります。
強みは「本人確認AI」と「データ活用」
ELEMENTSの強みは、単なる書類撮影サービスではなく、画像認識・OCR・生体認証・不正検知まで一体で提供できる点です。
例えば、本人確認では以下の技術が使われています。
- 顔認証
- ICチップ読み取り
- OCRによる書類判定
- 不正検知
- 公的個人認証(JPKI)
- スマホJPKI
- iPhoneのマイナンバーカード対応
- 生体認証による継続認証
そのため、導入企業は単なる本人確認だけでなく、不正利用防止や離脱率低下まで実現しやすくなります。
今後の成長ドライバーはGPUクラウド
今後の新たな成長分野として注目されるのが「ELEMENTS CLOUD」です。
ELEMENTSはGPUクラウド事業を展開しており、AI開発や生成AI向けの計算資源を提供しています。さらに香川県では「ELEMENTS CLOUD 四国データセンター」の整備も進めており、GPUサーバーを活用したAIインフラ事業を強化しています。
四国データセンターでは、地域特化型LLM開発やAI推論、自治体向けAI活用、災害対策向けバックアップ拠点としての役割も期待されています。NVIDIA製GPUを搭載したサーバー64台、GPU約512基規模の施設になる計画です。
投資家が注目すべきポイント
ELEMENTSは、以下のテーマに関連するため、テーマ株としても注目されやすい銘柄です。
- AI関連
- eKYC関連
- 生体認証関連
- データセンター関連
- GPUクラウド関連
- デジタルID関連
- DX関連
- スマートシティ関連
特に、eKYC市場は法規制強化によって需要が拡大しやすく、金融・通信・不動産・中古品売買など幅広い業界に導入が進みやすいです。そこに加えて、GPUクラウドやデータセンター事業が育てば、中長期では事業の柱が増える可能性があります。
まとめ
ELEMENTSは、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を主力とする認証AI企業です。
特に強みとなっているのは以下の点です。
- 国内シェア上位のeKYCサービス
- 生体認証・画像認識・OCRを組み合わせた技術力
- 金融・通信・不動産など幅広い導入先
- GPUクラウドやデータセンター事業への展開
- AI、DX、デジタルIDなど複数テーマに関連
短期ではeKYCの拡大、中長期ではGPUクラウドとデータセンター事業の成長が注目ポイントになりそうです。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
ELEMENTSの決算は下記の記事で解説しています。
