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決算分析【スローガン(9253)】株価急騰の理由は?Goodfind好調で営業利益125%増

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スローガンの2026年2月期決算は、売上成長以上に利益成長が目立つ内容でした。

主力の学生向け就活支援サービス「Goodfind」が好調に推移したほか、社会人向けサービスも伸長しました。一方で、不採算事業の整理を進めたことで利益率が大幅に改善しています。

この記事で分かること

  • スローガンの2026年2月期決算の内容
  • Goodfind事業が伸びた理由
  • 利益率が大幅改善した背景
  • 2027年2月期の業績見通し
  • 今後の株価注目ポイント
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2026年2月期決算概要

スローガンの2026年2月期決算は増収増益となりました。

特に注目したいのは、売上高が17.8%増に対して営業利益が125.1%増と大幅に伸びている点です。利益率改善がかなり進んでいます。

項目2025年2月期2026年2月期前期比
売上高13.5億円15.8億円+17.8%
営業利益1.24億円2.80億円+125.1%
経常利益1.19億円2.79億円+134.7%
純利益0.86億円1.89億円+118.3%
営業利益率9.2%17.6%+8.4pt
1株利益(EPS)33.18円74.14円+123.4%

2026年2月期は営業利益率が17.6%まで改善しており、利益体質が大きく強化されました。

Goodfindが好調で学生向けサービスが成長

今回の決算で最も大きく伸びたのは学生向けサービスです。

主力サービスであるGoodfindが好調で、学生向けサービス売上高は12.8億円と前期比20.5%増となりました。

成長の背景には以下があります。

  • 2026年卒・2027年卒向け採用支援が堅調
  • 2028年卒向けの早期集客ニーズを取り込んだ
  • 生成AIを活用したマッチング精度向上
  • 企業の新卒採用早期化が追い風
  • ハイキャリア層向け採用市場が活況

特に、大学2年生を対象とした2028年卒向けの早期母集団形成ニーズを取り込めたことが大きく寄与しています。

スローガンはベンチャー企業や成長企業向け採用支援に強みがあり、採用競争激化の恩恵を受けやすい企業です。

社会人向けサービス「G3」も高成長

社会人向けサービスも好調でした。

売上高は1.22億円で前期比54.5%増となっています。

特にキャリア支援サービス「G3」が成長しており、経営者やハイクラス人材向けの支援需要が拡大していることが分かります。

  • 社会人向けサービス売上は前期比54.5%増
  • G3が成長を牽引
  • 経営人材やハイクラス転職需要が増加
  • 新産業領域への人材移動が追い風
  • DXや生成AI人材需要が増加

学生向けだけではなく、社会人向けでも成長ドライバーを持っている点は評価できます。

メディア・SaaS分野は苦戦

一方で、メディア・SaaS分野は厳しい結果でした。

売上高は1.86億円で前期比10.4%減となっています。

FastGrowやTeamUpで内部課題が顕在化し、全体の成長をやや抑える要因となりました。

  • メディア・SaaS売上は前期比10.4%減
  • FastGrowで内部課題が発生
  • TeamUpも伸び悩み
  • 不採算事業の整理を進める方針
  • 今後は収益性重視の経営へ移行

ただし、会社側はこの分野の再構築を進めており、不採算サービスを停止して経営資源を成長分野へ集中させる方針です。

財務内容は非常に健全

スローガンは財務内容も良好です。

現金及び預金は20.1億円まで増加しており、自己資本比率も68.8%と高水準を維持しています。

項目2025年2月期末2026年2月期末
総資産20.9億円23.2億円
純資産15.0億円16.3億円
自己資本比率71.0%68.8%
現金及び預金17.4億円20.1億円
営業CF1.75億円3.28億円

営業キャッシュフローも3.28億円と大幅増加しており、利益だけでなくキャッシュ創出力も高まっています。

2027年2月期予想はやや保守的

会社予想では2027年2月期も増収増益を見込んでいます。

ただし、前期ほどの高成長ではなく、利益重視の計画となっています。

項目2027年2月期予想前期比
売上高16.2億円+1.9%
営業利益3.02億円+8.1%
経常利益2.97億円+6.5%
純利益1.94億円+2.6%
EPS77.49円+4.5%

来期は以下の不採算サービス整理を織り込んでいます。

  • Goodfind Career閉鎖
  • メタノビ終了
  • TeamUp育成コンサル停止

売上成長率は低く見えますが、利益率改善を優先しているため、収益性重視の経営へ移行していると考えられます。

今後の株価注目ポイント

今後の株価を見るうえでは、Goodfindの成長継続が最大のポイントです。

特に新卒採用市場の早期化や、生成AI人材・DX人材の需要増加は追い風となります。

注目ポイントは以下です。

  • Goodfindの成長継続
  • 学生向けサービスの高成長維持
  • G3の収益拡大
  • 不採算事業整理による利益率改善
  • 採用市場悪化による需要鈍化リスク

一方で、グロース株としては売上成長率が鈍化しているため、市場がどこまで利益成長を評価するかは注視が必要です。

まとめ

スローガンの2026年2月期決算は、Goodfind好調による大幅増益決算でした。

学生向けサービスと社会人向けサービスが伸びた一方で、不採算事業の整理も進み、利益率が大きく改善しています。

来期予想はやや保守的ですが、利益重視の経営へ移行している点は評価できます。

短期的には売上成長鈍化への警戒が必要ですが、中長期では採用DXやハイクラス人材市場の拡大を背景に成長余地が大きい銘柄といえそうです。

本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

スローガンの事業内容は下記の記事で解説しています。

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ABOUT ME
双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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