ハンワホームズ(275A)とは?外構・屋外家具を手掛ける成長企業
ハンワホームズは、戸建住宅向けの外構工事だけでなく、商業施設やホテル、公共空間向けの屋外空間づくりまで手掛ける企業です。
名証ネクスト市場に上場した小型株であり、近年は法人案件やPark-PFI分野への進出も進めています。
この記事で分かること
- ハンワホームズの事業内容
- ハンワホームズの強み
- 空間創造事業とDEPOS事業の違い
- Park-PFIや不動産再生事業の将来性
- ハンワホームズの今後の成長ポイント
ハンワホームズ(275A)とはどんな会社?
ハンワホームズは、大阪府泉南市に本社を置く外構・エクステリア企業です。
戸建住宅の外構工事を中心に成長してきましたが、現在では商業施設、ホテル、公共空間、ガーデン家具販売など事業領域を広げています。
2025年に名古屋証券取引所ネクスト市場へ上場し、証券コードは275Aです。
一般的な外構会社との違いは、単に工事を請け負うだけでなく、「屋外空間全体を提案する企業」である点です。
カーポート、フェンス、人工芝、宅配ボックスなどの住宅設備だけでなく、ガーデン家具や商業施設向け空間デザインも手掛けています。
ハンワホームズの事業内容
ハンワホームズの事業は、大きく分けて「空間創造事業」と「DEPOS事業」の2つです。
空間創造事業
空間創造事業は、住宅や施設の外構工事を行う主力事業です。
主な施工内容は以下の通りです。
- 戸建住宅の外構工事
- カーポートやフェンス設置
- 宅配ボックスや門柱の施工
- ウッドデッキや人工芝の施工
- 商業施設やホテルの外構工事
- 公共施設や公園整備
- Park-PFI案件
この事業は、戸建住宅だけでなく法人施設向け案件が伸びていることが特徴です。
2026年2月期は、空間創造事業の売上高が15.8億円、セグメント利益が1.44億円となり、会社全体の利益を牽引しました。
特に商業施設やホテル向け案件が増加しており、住宅市場が弱い中でも利益成長を実現しています。
DEPOS事業
DEPOS事業は、ガーデン家具や屋外用品を販売する事業です。
自社ECサイトやモールを活用し、個人向け・法人向けに商品を販売しています。
主な取扱商品は以下の通りです。
- ガーデンソファ
- テーブル・チェア
- パラソル
- 物置
- 人工芝
- 屋外照明
- DIY用品
住宅の庭だけでなく、ホテルや商業施設、グランピング施設向けの家具提案も行っています。
空間創造事業で工事を受注し、その後に家具や設備を提案できる点は、他社にはない強みです。
一方で、DEPOS事業は新規顧客開拓や販路拡大を優先しているため、現状では利益面に課題があります。
2026年2月期の売上高は7.9億円と伸びたものの、セグメント損失は2,990万円となりました。
ハンワホームズの強み
ハンワホームズの強みは、施工会社とEC会社の両面を持っていることです。
通常の外構会社は工事だけで終わりますが、ハンワホームズは屋外家具や設備販売まで一括提案できます。
強みを整理すると、以下のようになります。
- 外構工事と家具販売を組み合わせられる
- 戸建住宅だけでなく法人施設案件も対応できる
- ECを活用した販売網を持つ
- 3DCADを使った提案力がある
- Park-PFIなど公共空間案件に参入している
- 商業施設やホテル向け案件が増えている
特に、公共空間や商業施設向け案件は今後の成長ドライバーになりそうです。
住宅市場は着工件数の減少が続いていますが、ホテル、商業施設、観光地、公園整備の需要は比較的強く、法人向け比率を高めることで利益率改善につながる可能性があります。
Park-PFIや公共空間事業に注目
ハンワホームズは、大阪府の「りんくう公園(中地区)」のPark-PFI事業に参画しています。
Park-PFIとは、公園内にカフェや商業施設などを整備し、民間企業が運営する仕組みです。
ハンワホームズは、企画、設計、施工、運営まで一貫して関与する予定です。
今後は、公園整備や観光地開発、地域活性化案件への参入余地もあります。
この分野は単価が大きく、継続案件になりやすいため、将来的な利益成長につながる可能性があります。
また、Park-PFIはテーマ株としても注目されやすく、「地方創生」「観光」「公共空間」「都市開発」といったテーマと関連づけることもできます。
今後は不動産再生分野にも進出
ハンワホームズは、2026年3月にブレイントラスト株式会社を子会社化しました。
ブレイントラストは建築コンサルティングや不動産仲介を行う企業で、遊休不動産の買取再販事業も展開します。
これにより、ハンワホームズは新築住宅だけでなく、中古住宅や空き家再生分野にも進出することになります。
今後は、外構工事、家具販売、不動産再生を組み合わせた提案が可能になります。
例えば、空き家を再生して庭や外構を整備し、家具まで含めて販売するような形も考えられます。
住宅着工件数が減少する中で、新築依存から脱却しようとしている点は評価できます。
ハンワホームズの課題
一方で、課題もあります。
- 住宅市場の低迷
- 建設資材価格の高騰
- 人手不足による労務費上昇
- DEPOS事業の赤字
- 地方市場上場で流動性が低い
- 小型株のため値動きが荒くなりやすい
特に、建設資材価格や人件費の上昇は利益率を圧迫しやすく、今後も注意が必要です。
また、Park-PFIや子会社関連費用が先行するため、2027年2月期は営業利益が減益見通しとなっています。
ただし、これは成長投資による影響が大きく、中長期で見れば事業拡大フェーズと考えることもできます。
まとめ
ハンワホームズは、単なる外構会社ではなく、屋外空間全体を提案できる企業です。
空間創造事業が利益を牽引しており、今後は法人案件、Park-PFI、不動産再生など新しい分野への展開が期待されます。
DEPOS事業はまだ利益化途上ですが、工事との相乗効果が出れば、将来的に収益源となる可能性があります。
住宅市場だけに依存せず、公共空間や不動産再生に広がっている点は、今後の成長性を考える上で重要です。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
