【2026年2月25日株式市場】指数は停滞も、資金は資源・素材へ回帰|主役と2段目が分かれた1日
本日の東京株式市場は、日経平均株価・TOPIXともに大きな方向感は出ず、指数自体は限定的な値動きにとどまりました。
一方で、個別銘柄では値上がり率ランキング上位に20%前後の急騰銘柄が多数並び、指数の停滞とは対照的に、テーマ性を伴った資金流入が鮮明となる一日となっています。
指数が伸び悩む中でも市場から資金が引き上げられたわけではなく、資源・素材・非鉄金属を中心に、テーマを明確にした選別的な資金流入が確認されました。
さらに、その動きを受けて半導体・製造装置・電子部品関連へと資金が波及する流れも見られています。
本日の相場は、需給だけでなく「どのテーマが主役で、どこが資金波及なのか」がはっきりと可視化された一日と位置付けるのが妥当でしょう。
市場背景・海外動向
本日は指数の値動き自体は落ち着いていたものの、個別では出来高を伴った急騰が相次ぎました。
値上がり率上位銘柄を俯瞰すると業種の一貫性は乏しく見えるものの、以下の共通点が浮かび上がります。
- 週足・月足ベースで調整が進んでいた銘柄
- 業績やテーマが明確で、中長期資金が入りやすい銘柄
- 流動性が確保され、短期資金と中期資金が共存できる銘柄
単なる低位株物色ではなく、指数停滞下で「テーマへ回帰する動き」が市場全体で強まっていることが、本日の相場の最大の特徴と言えるでしょう。
注目テーマ別の動き
成長・グロース株(需給主導)
グロース市場では、バイオや新興テーマ関連を中心に、需給主導の急騰が目立ちました。
特に出来高が急増した銘柄が多く、短期資金の回転によって株価が押し上げられた形です。
- オンコリスバイオファーマ
- セルシード
- Birdman
- 海帆
- アクセルスペースホールディングス
これらは業績評価の積み上げというよりも、需給改善と値動きの軽さが優先された動きであり、継続性の見極めが重要な局面と言えます。
資源・素材・非鉄金属(本日の主役)
本日、最も明確に資金が集中したのは資源・素材・非鉄金属関連です。
プライム市場銘柄を中心に、出来高を伴った力強い上昇が確認されました。
動意づいた主な銘柄は以下の通りです。
- 第一稀元素化学工業
- 旭ダイヤモンド工業
- JX金属
- 三井金属
- 日鉄鉱業
- 東邦亜鉛
これらは単発材料による上昇というより、セクター全体への評価回復とテーマ資金の初動と捉えられる動きです。
指数が伸び悩む中でも買われている点から、中期視点の資金が混在している可能性も示唆されます。
半導体・製造装置・電子部品(資金波及の2段目)
資源・素材株の上昇を受けて、半導体材料・製造装置・電子部品関連にも資金が波及しました。
- 日本電子材料
- ユニオンツール
- ヨコオ
- 武蔵精密工業
これらは本日の主役というより、テーマ資金が周辺分野へ広がる「2段目の動き」と位置付けられます。
高値圏での出来高増加も見られるため、今後は押し目形成の有無が焦点となるでしょう。
まとめ|指数は停滞も、資金はテーマへ回帰
- 指数は方向感に乏しい
- グロースは需給主導の回転相場
- 資源・素材・非鉄金属が本日の主役
- 半導体・製造装置は資金波及の2段目
- 無差別な買いではなく、テーマ選別が鮮明
- 相場は「指数」より「資金の行き先」を見る局面
本日の相場は、「なぜ指数が動かないのか」ではなく、「指数が動かない中で、資金がどこへ戻ってきているのか」を読むことが重要な一日でした。
指数だけを見ていると静かに見える一方で、個別株レベルではテーマ回帰が進み、相場は確実に次の段階へ進みつつあります。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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