【2026年2月26日株式市場】指数は停滞も、急騰銘柄が続出|需給主導と評価修正が交錯した1日
本日の東京株式市場は、日経平均株価・TOPIXともに大きな方向感は出ず、指数全体としては落ち着いた値動きにとどまりました。
一方で、個別銘柄では値上がり率ランキング上位に10%超の急騰銘柄が多数並び、指数の停滞とは裏腹に、短期資金とテーマ資金が活発に動いた一日となっています。
指数が動かない=市場が停滞している、という状況ではなく、資金は指数から個別銘柄へと明確にシフトしており、需給主導の急騰と、決算・テーマを背景とした評価修正が同時進行で進みました。
本日の相場は、「なぜ指数が動かないのか」ではなく、「指数が動かない中で、どの銘柄が選ばれているのか」を読む一日だったと位置付けるのが妥当でしょう。
市場背景・海外動向
本日は指数自体の変動は限定的だったものの、値上がり率ランキングを見ると、出来高を伴った急騰銘柄が数多く確認されました。
共通点として浮かび上がるのは以下の点です。
- 低位・小型株を中心とした需給改善による急騰
- 素材・半導体など、テーマを伴った資金流入
- 決算や業績評価を背景にしたレンジ切り上げの動き
無差別な買いではなく、銘柄ごとに上昇理由が異なる点が、本日の相場を読み解く上で重要なポイントとなります。
注目テーマ別の動き
需給ドリブン
本日の急騰銘柄の中で最も目立ったのが、需給改善を主因とするグループです。
低位株や小型株を中心に、出来高の急増とともに株価が一気に切り上がりました。
- MRKホールディングス
- 窪田製薬ホールディングス
- Birdman
- 海帆
- メタプラネット
- ジャパンディスプレイ
これらは直近の決算や業績材料というよりも、需給の傾きと値動きの軽さが優先された上昇と位置付けられます。
継続性は出来高の維持と押し目形成の有無が焦点となるでしょう。
半導体・素材
指数が停滞する中でも、明確に資金が向かったのが半導体・素材関連です。
テーマ性を背景に、比較的規模の大きい銘柄にも買いが入りました。
- 東邦チタニウム
- 大阪チタニウムテクノロジーズ
- 日本伸銅
- テクセンドフォトマスク
直近で決算発表が集中したタイミングではないことから、本日の上昇はテーマ回帰・セクター評価の持ち直しによる動きと考えられます。
短期的な一過性というより、資金の居所が変わりつつある兆しとして注目されます。
SaaS・IT・AI
本日はSaaS・IT・AI関連にも広く資金が入りました。
決算直後ではないものの、過去決算を踏まえた評価修正・レンジ切り上げ局面と見るのが妥当でしょう。
- SHIFT
- PKSHA Technology
- マネーフォワード
- Sansan
- 野村総合研究所
指数に連動せず買われている点から、短期需給ではなく中期視点の資金が静かに積み上がっている動きが示唆されます。
グロース小型
グロース市場では、すべての銘柄が買われる展開ではなく、テーマや成長性が意識される銘柄に限って資金が向かいました。
- QDレーザ
- eWeLL
- Ridge-i
- eWeLL
出来高は限定的ながらも株価は堅調で、選別色の強いグロース物色が進んだ一日といえます。
今後はテーマの継続性と押し目での反応が注目ポイントです。
まとめ|急騰の中身を見極める局面
- 指数は方向感に乏しい
- 急騰銘柄は需給主導と評価修正が混在
- 低位株は短期、テーマ・決算株は中期視点
- 無差別な買いではなく、銘柄選別が鮮明
- 相場は「指数」より「急騰の質」を見る局面
本日の急騰は、決算集中による一斉評価ではなく、需給・テーマ・評価修正が同時に進んだ結果と整理できます。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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