2025年9月25日の日経平均株価と政治的要因｜株式市場に影響した最新ニュース

2025年9月25日、日経平均株価は 45,754.93円 と高水準で取引を終えました。この日の株価上昇には、企業業績や世界経済の動向に加え、国内の政治的要因が大きく影響していることが注目されます。今回は、株式市場に影響を与えた政治的背景と、その株価への影響を解説します。

石破茂首相の退陣と市場心理

まず注目すべきは、石破茂首相（自民党総裁）の退陣表明です。9月8日に首相辞任が発表され、市場では次期政権の経済政策に期待が高まりました。特に、経済対策や減税、企業支援策などが議論されるとの見方から、幅広い銘柄に買い注文が入りました。このような政治的不確実性の解消は、投資家心理の安定につながり、株価上昇の一因となったと考えられます。

自民党総裁選と株式市場の反応

次に、市場が注目しているのが自民党総裁選です。10月4日に予定されている総裁選には、高市早苗氏や小泉進次郎氏らが候補として名を連ねています。各候補の経済政策や金融政策が株式市場に大きく影響するため、投資家は選挙結果を注視しています。特に、高市氏は財政拡張的かつ金融緩和色が強い政策を掲げると見られており、これが市場にポジティブに受け止められる可能性があります。

政治的安定と投資環境

株式市場において政治的安定は重要です。政策が予測可能であるほど、企業は投資や設備投資を行いやすくなり、投資家も株式を安心して購入できます。石破首相の退陣による不透明感は一時的に市場心理に影響しましたが、次期政権への期待感が上回ることで、日経平均株価は堅調に推移しました。

世界経済との連動

国内政治の影響だけでなく、日経平均株価は世界経済の動向とも連動しています。米国や欧州の金融政策、為替レート、原油価格などが株価に影響を及ぼす中で、国内政治の変化が株式市場に及ぼす影響はより大きくなる傾向があります。今回の高水準終値は、こうした国内外要因が複合的に作用した結果ともいえます。

まとめ

2025年9月25日の日経平均株価上昇の背景には、石破茂首相の退陣と次期自民党総裁選への期待がありました。政治的不確実性の軽減や経済政策への期待が、投資家心理を後押ししたことが株価上昇の要因といえます。今後も総裁選の結果や政策の具体化が株式市場に大きく影響するため、引き続き注目が必要です。

双樹

保全士・制御系エンジニア

FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定（電気系保全作業）
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者