【システムズ・デザイン(3766)】上昇トレンド終了サイン?それでも株価が崩れない理由|チャートとファンダのズレを解説
直近のチャートを見ると、明らかに違和感があります。

1450円のレジスタンスを抜けられず、長い上髭をつけて失速。
テクニカルだけを見れば、
「上昇トレンドは終了した」
そう判断してもおかしくない形です。
しかし、決算内容を確認すると、まったく違う景色が見えてきます。
この銘柄は今、チャートは終盤サイン、ファンダは初動サインという非常に珍しい状態にあります。
今回はこの“ズレ”を解説していきます。
今週のテクニカル分析はこちらでまとめています。
テクニカル:1450円で起きた重要なサイン
これまでの上昇は綺麗なトレンド継続型でした。
押し目 → 高値更新 → 押し目 → 高値更新。
しかし今回、
- 1450円のレジスタンス突破失敗
- 長い上髭
- MACD・ストキャスのピークアウト
典型的なトレンド終盤の形が出現しています。
特に1450円は、多くの投資家が意識する価格帯。
ここで失速したことで、
高値掴みの投資家が大量に発生
今後この価格帯が強い戻り売りゾーンになる
可能性が高まりました。
テクニカルだけを見ると、ここは利確局面に見えます。
しかし決算を見ると、真逆のサインが出ている
2026年3月期 中間決算は非常に強い内容でした。
- 売上 +6.9%
- 営業利益 +48.6%
- 純利益 +64.2%
売上以上に利益が伸びている=体質改善が完了した銘柄の動きです。
これは一時的な好決算ではなく、
コスト先行投資フェーズが終わり
回収フェーズに入った状態
を意味しています。
特に強いのが「システム開発事業」
セグメントを見ると、
- 売上 +14%
- 営業利益 +46%
DX需要ど真ん中の事業が、利益を牽引しています。
一時的な特需ではなく、継続性の高い成長です。
BS・CFがプロ好みの形
さらに注目すべきは財務。
- 自己資本比率 72%
- 現金約30億円
- 営業CF 大幅増加
- 売掛金減少(回収が進んでいる)
利益が増えながら、お金も増えている。
これは業績相場に移行する銘柄の典型パターンです。
なぜ株価は崩れないのか?
ここが今回のポイントです。
1450円でテクニカル的な天井サインが出ているのに、株価は崩れていません。
理由はシンプルで、
テクニカル主導の相場が終わり業績主導の相場に切り替わっている最中
だからです。
これまでチャートで買われてきた資金が利確し、代わりにファンダを評価する資金が入り始めている。
この入れ替わりが起きているため、「崩れそうで崩れない」値動きになっています。
今後起きやすい値動きシナリオ
このタイプの銘柄は、
- 横横~やや調整
- 押し目が深く見える
- 決算のたびにジリジリ高値を切り上げる
という、業績相場特有の動きに変わっていきます。
テクニカル銘柄とは値動きの性質が変わります。
まとめ
1450円突破失敗は、たしかにトレンド終盤サインです。
しかし、ファンダメンタルズを見ると、この銘柄は業績ターンアラウンド初年度に位置しています。
つまり今は、
チャートは終盤ファンダは初動
という珍しい局面。
このズレを理解できるかどうかで、この銘柄の見え方は大きく変わります。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
