【2026年1月27日株式市場】指数停滞の裏でテーマ株が一斉始動|半導体・素材・宇宙に資金流入
日経平均株価は本日、指数としては方向感に乏しい推移となり、TOPIXも上値の重い展開となりました。
指数主導の相場が一服する中、短期資金はテーマ性の強い銘柄や値動きの軽い中小型株へと向かっており、個別株主導の相場展開がより鮮明となっています。
為替は円安水準を維持しているものの、指数全体を押し上げる動きにはつながらず、本日の市場では指数よりも材料性・需給要因・テーマ性を手掛かりとした売買が中心となりました。
今週の市場全体の流れはこちらでまとめています。
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市場背景・海外動向
指数が停滞する中で、東証グロース・スタンダード市場を中心に短期資金の流入が目立ちました。
特に値上がり率ランキング上位の銘柄を見ると、出来高急増を伴った中小型株の急騰が多数確認できます。
本日はそれに加えて、半導体関連の主力銘柄・ETFまでもが同時に上昇するという特徴的な動きが見られ、小型株物色と機関資金のセクター物色が同時進行している様子がうかがえます。
注目テーマ別の動き
成長・グロース株(小型株中心)
本日は値動きの軽い小型グロース株に短期資金が集中しました。
- レダックス(7602)
- 倉元製作所(5216)
- ワイヤレスゲート(9419)
- イオレ(2334)
- コンヴァノ(6574)
- PostPrime(198A)
業績要因というより、需給改善・ボラティリティ・テーマ性を背景とした動きが中心です。
指数が停滞する局面では、こうした銘柄に資金が向かいやすい地合いが継続しています。
バイオ・ヘルスケア関連
本日はバイオ関連にも明確な資金流入が見られました。
- ステラファーマ(4888)
- 免疫生物研究所(4570)
材料の有無に関わらず、テーマ性と値動きの軽さから短期資金が集まりやすいセクター特性が改めて意識されています。
本日急騰したステラファーマ(4888)については、BNCT研究開発進展を材料とした動きが意識されており、詳細は下記記事で解説しています。
化学・素材/先端素材関連
本日は特に化学・素材関連の強さが際立ちました。
- ケミプロ化成(4960)
- 日本高純度化学(4973)
- 藤倉化成(4620)
- レゾナックHD(4004)
半導体素材・電子材料・高機能化学といった中長期テーマとリンクする銘柄群に資金が定着している動きが確認できます。
半導体関連の上昇と連動した「連想物色」が広がっている点が特徴です。
ケミプロ化成の急騰理由は下記の記事で解説しています。
半導体・半導体装置・周辺インフラ
本日はアドバンテスト、野村マイクロ・サイエンス、レゾナックといった半導体サプライチェーン全体に資金が波及しており、AI・データセンター投資拡大を背景としたセクター物色の強さが意識される展開となりました。
- KOKUSAI ELECTRIC(6525)
- アドバンテスト(6857)
- キオクシアHD(285A)
- メイコー(6787)
- マルマエ(6264)
- 野村マイクロ・サイエンス(6254)
- ワイエイシイHD(6298)
- MAXIS 日経半導体ETF(221A)
主力級から周辺装置・素材・ETFまで幅広く上昇しており、機関資金によるセクター再評価の動きが強く意識される展開となりました。
宇宙・次世代テーマ
ハイボラティリティの成長テーマにも資金が波及しました。
- Terra Drone(278A)
- QPSホールディングス(464A)
- アストロスケールHD(186A)
宇宙関連はリスク選好が強まった局面で資金が向かいやすいテーマであり、相場全体のリスク許容度が一段上がっているサインとも受け取れます。
製造業・実体経済関連(エンジ・工業・加工)
テーマ株だけでなく、実体経済系銘柄にも循環物色が広がりました。
- 太平製作所(6342)
- 東洋エンジニアリング(6330)
- 大盛工業(1844)
装置・エンジニアリング・工業系にも資金が向かっている点が特徴的です。
ETF(半導体・海外指数)への資金流入
本日は個別株だけでなく、
- MAXIS 日経半導体株ETF(221A)
- NEXT NOTES 韓国KOSPIダブルブルETN(2033)
ETF・ETNにも資金流入が見られました。
これは個別株物色だけでなく、セクター単位・指数単位での資金シフトが起きていることを示唆しています。
まとめ|指数は様子見もテーマ相場と個別物色が加速
- 日経平均・TOPIXは方向感に乏しい展開
- 小型グロース株への短期資金流入が顕著
- 半導体・素材・宇宙といった中長期テーマに機関資金の流入
- ETFにも資金が向かいセクター物色が鮮明
- 材料性・テーマ性・需給改善を軸とした銘柄選別が中心
指数の方向感が見えにくい局面では、引き続き個別テーマ株を中心とした循環物色が続く可能性が高いと考えられます。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
