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【FIG(4392)】ロボット・オートメーション好調で営業利益48.5%増!

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FIG株式会社(4392)は2026年8月7日に、2026年12月期第2四半期(中間期)決算を発表しました。

今回の決算では、売上高が前年同期比13.7%増の75億16百万円、営業利益が同48.5%増の5億82百万円となり、増収増益を達成しました。経常利益も50.8%増の5億77百万円となっており、本業の利益を中心に好調な業績となっています。

特に注目したいのが、ロボット・オートメーションの営業利益が前年同期比54.1%増加したことです。同セグメントは売上高も23.9%増加しており、中間期の増収増益をけん引しました。

一方で、今回の決算では通期業績予想の修正はありません。2026年12月期は売上高140億円、営業利益10億円を見込んでおり、中間期時点で営業利益の進捗率は58.2%となっています。

さらに、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の4億91百万円から14億98百万円へ大幅に改善しました。利益の増加だけでなく、キャッシュ創出力の改善も今回の決算で確認しておきたいポイントです。

この記事では、FIGの2026年12月期第2四半期決算について、中間期の業績、営業利益48.5%増となった背景、セグメント別の業績、通期業績予想に対する進捗率、今後の注目ポイントを決算短信に沿って解説します。

この記事で分かること
  • FIGの2026年12月期第2四半期決算のポイント
  • 営業利益48.5%増となった背景
  • ロボット・オートメーションの増収増益
  • 通期業績予想に対する中間期の進捗状況
  • 営業キャッシュ・フローや財務面の改善状況
  • 今後の決算で注目したいポイント
まずは事業内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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営業利益48.5%増!2026年12月期第2四半期決算を解説

FIG株式会社(4392)の2026年12月期第2四半期(中間期)決算は、売上高13.7%増、営業利益48.5%増の増収増益となりました。

売上高は前年同期の66億8百万円から75億16百万円へ増加し、営業利益は3億92百万円から5億82百万円へ伸びています。経常利益も前年同期比50.8%増の5億77百万円となり、本業の利益を中心に好調な決算となりました。

特に注目したいのは、売上高の伸び率を営業利益の伸び率が大きく上回ったことです。売上高は13.7%増でしたが、営業利益は48.5%増となっており、増収に加えて利益面でも改善が進んでいます。

業績概要

項目2026年12月期中間期前年同期比
売上高75億16百万円+13.7%
営業利益5億82百万円+48.5%
経常利益5億77百万円+50.8%
親会社株主に帰属する中間純利益3億65百万円+10.6%

売上高は75億16百万円となり、前年同期から9億8百万円増加しました。営業利益は5億82百万円となり、前年同期から1億90百万円増えています。経常利益も5億77百万円と前年同期から1億94百万円増加しました。

一方、親会社株主に帰属する中間純利益は3億65百万円と、前年同期比10.6%増にとどまりました。営業利益や経常利益と比較すると伸び率が小さくなっています。

これは前年同期に関係会社株式売却益1億14百万円の特別利益が計上されていたためです。2026年12月期中間期にはこの特別利益がなく、税金等調整前中間純利益は5億77百万円となっています。

したがって、今回の決算では純利益の伸び率だけを見るのではなく、営業利益48.5%増、経常利益50.8%増という本業の利益成長を評価することが重要です。

ロボット・オートメーションが増収増益をけん引

セグメント別では、ロボット・オートメーションの伸びが特に目立ちました

同セグメントの売上高は28億61百万円となり、前年同期比23.9%増加しています。営業利益も2億97百万円となり、前年同期比54.1%増と大幅に増加しました。

一方、IoT・ペイメントも売上高46億55百万円、営業利益8億31百万円となり、それぞれ前年同期比8.3%増、14.0%増と堅調でした。

セグメント売上高前年同期比営業利益前年同期比
IoT・ペイメント46億55百万円+8.3%8億31百万円+14.0%
ロボット・オートメーション28億61百万円+23.9%2億97百万円+54.1%

ロボット・オートメーションでは、先端半導体工程への取り組みの一環として台湾企業と連携した自動化ソリューションを推進しているほか、その連携で培った技術やノウハウを他案件へ横展開する取り組みを進めています。決算短信では、こうした取り組みを進めた結果、売上高・営業利益ともに前年同期を上回ったとしています。

今回の決算では、IoT・ペイメントの堅調な成長に加えて、ロボット・オートメーションがより高い伸びを示したことがポイントです。

なお、FIGは2026年から報告セグメントを変更しています。従来「IoT」に含めていたドローン・ロボット制御システムに関する事業を「ロボット・オートメーション」に含めるなど、区分を変更しており、前年同期の数値も変更後の区分に組み替えて比較しています。

そのため、今回の決算を見る際には、変更後の同じセグメント区分で前年同期と比較している点を押さえておきたいところです。

中間期は大幅増益!通期業績予想は据え置き

FIGの2026年12月期第2四半期(中間期)は、営業利益が前年同期比48.5%増と大幅に伸びました。一方で、通期業績予想については2026年2月13日に公表した内容から変更されていません

中間期の業績だけを見ると非常に好調ですが、会社側は現時点で通期予想を引き上げていません。そのため、今回の決算では「上期が好調だった」という点と、「通期予想は据え置かれた」という点を分けて見ることが重要です。

通期業績予想は変更なし

2026年12月期の通期業績予想は以下のとおりです。

項目2026年12月期通期予想前期比
売上高140億円+5.1%
営業利益10億円+19.9%
経常利益10億円+21.0%
親会社株主に帰属する当期純利益6億80百万円△13.2%
1株当たり当期純利益20.34円

会社は売上高140億円、営業利益10億円、経常利益10億円、親会社株主に帰属する当期純利益6億80百万円を見込んでいます。今回の中間決算では、これらの業績予想に修正はありません

中間期までの進捗を見ると、売上高は75億16百万円なので通期予想に対して53.7%、営業利益は5億82百万円で58.2%まで進んでいます。

特に営業利益は、年間計画の半分をすでに超えています。中間期としては順調な進捗といえるでしょう。

ただし、会社が通期予想を据え置いている以上、この時点で通期業績の上振れを前提にするのは早いと考えます。下期も上期と同様の利益成長を維持できるかが、今後の焦点になります。

営業利益の進捗率は58.2%

中間期の営業利益は5億82百万円、通期予想は10億円です。

単純計算では、通期予想に対する進捗率は58.2%となります。

売上高の進捗率も53.7%となっているため、現時点では売上高・営業利益ともに年間計画の半分を超えています。特に営業利益の進捗率が売上高を上回っていることから、利益面では比較的順調に進んでいることが分かります。

ただし、下期には上期と異なる要因が発生する可能性があります。したがって、今後の決算では単純な進捗率だけでなく、各セグメントの売上高や営業利益がどのように推移するかを確認する必要があります。

純利益の伸び率が小さい点には注意

今回の決算では、営業利益が48.5%増、経常利益が50.8%増となった一方、親会社株主に帰属する中間純利益は10.6%増にとどまりました。

この差については、前年同期の損益計算書を見ると理由が分かります。

2025年12月期中間期には、関係会社株式売却益1億14百万円が特別利益として計上されていました。一方、2026年12月期中間期には、この特別利益は計上されていません。

そのため、営業利益や経常利益のような本業に近い利益指標では大幅な増益となったものの、前年同期に発生していた特別利益がなくなったことで、親会社株主に帰属する中間純利益の伸び率は小さくなっています。

今回の決算を評価する際には、純利益だけを見るのではなく、営業利益48.5%増という本業の利益成長を重視する必要があります

また、2026年12月期の通期純利益予想は6億80百万円で、前期比13.2%減となっています。これは中間期の営業利益が好調だからといって、最終利益まで同じペースで伸びるとは限らないことを示しています。

したがって、FIGの今回の決算は、上期の営業利益が大きく伸び、通期計画に対する進捗も順調である一方、会社は通期予想を据え置いているという点が重要です。

今後は、下期も営業利益の増益基調を維持し、通期営業利益10億円をどの程度上回れるかが注目されます。

今後の注目ポイントは?営業利益10億円の達成が焦点

FIGの2026年12月期第2四半期決算は、営業利益48.5%増と好調な内容でした。中間期の営業利益は5億82百万円となり、通期予想10億円に対する進捗率は58.2%です。

一方で、会社は通期業績予想を据え置いています。そのため、今後は下期の利益成長を維持して通期営業利益10億円を達成できるかが最も重要なポイントになります。

通期営業利益10億円を達成できるか

2026年12月期の営業利益予想は10億円です。

中間期までに5億82百万円を確保しているため、下期に必要となる営業利益は4億18百万円です。上期の営業利益5億82百万円と比較すると、下期に同程度の利益を確保できれば通期予想を上回る計算になります。

ただし、会社は今回の決算で通期予想を修正していません。

したがって、現時点では「上方修正が確実」と見るのではなく、中間期の好調な利益水準を下期でも維持できるかを確認する段階と考えるのが適切です。

営業キャッシュ・フローが大幅に改善

今回の決算で見逃せないのが、営業キャッシュ・フローの改善です。

2026年12月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは14億98百万円の収入となり、前年同期の4億91百万円から大きく増加しました。

中間期の営業利益は5億82百万円でしたが、それを上回る営業キャッシュ・フローを確保しています。

営業キャッシュ・フローの内訳を見ると、税金等調整前中間純利益5億77百万円に加えて、仕入債務の増加による4億23百万円の資金増加などが寄与しています。また、売上債権及び契約資産の増減も3億21百万円の資金増加要因となりました。

一方、投資活動によるキャッシュ・フローは2億32百万円の支出となっています。こうした支出を考慮しても、営業活動によって14億98百万円を確保できたことは、今回の決算におけるポジティブなポイントです。

現金が増加し財務体質も改善

中間期末の現金及び現金同等物は35億18百万円となり、2025年12月末の18億89百万円から16億29百万円増加しました。

また、負債合計は前年末の67億76百万円から56億83百万円へ減少しています。一方、純資産は88億63百万円から114億12百万円へ増加し、自己資本比率も55.8%から66.1%へ改善しました。

財務面では、現金の増加と負債の減少が同時に進んでおり、自己資本比率が10ポイント以上改善したことは確認しておきたいところです。

なお、純資産の増加には新株予約権の行使による株式発行なども影響しています。中間期には新株予約権の行使によって資本金が9億74百万円、資本剰余金が10億27百万円増加しています。

次回決算では利益とキャッシュの継続性に注目

今回の決算は、営業利益48.5%増に加えて、営業キャッシュ・フローも14億98百万円まで増加しました。さらに自己資本比率も66.1%まで改善しており、業績面と財務面の両方で改善が確認できる決算となっています。

今後は、こうした改善が一時的なものではなく、下期も継続するかを確認することが重要です。

特に次回決算では、通期営業利益10億円に対する進捗、営業キャッシュ・フローの推移、現金及び負債の状況を確認したいところです。

中間期時点では通期営業利益予想に対して58.2%まで進んでいるため、数字だけを見れば順調です。ただし、会社は通期予想を据え置いているため、今後の決算で利益成長が続くことを確認してから評価を引き上げるのがよいでしょう。

まとめ

FIG株式会社(4392)の2026年12月期第2四半期決算は、売上高13.7%増、営業利益48.5%増の増収増益となりました。特にロボット・オートメーションの売上高が前年同期比23.9%増、営業利益が54.1%増となり、全体の利益成長をけん引しています。

中間期の営業利益は5億82百万円となり、通期予想10億円に対する進捗率は58.2%です。売上高も75億16百万円となり、通期予想140億円に対して53.7%まで進んでいます。一方、会社は今回の決算で通期業績予想を変更していません。

また、営業活動によるキャッシュ・フローは14億98百万円となり、前年同期の4億91百万円から大幅に改善しました。現金及び現金同等物も中間期末には35億18百万円まで増加し、自己資本比率は66.1%まで上昇しています。

今回の決算を総合すると、本業の利益成長とキャッシュ創出力の改善が確認できた好決算と評価できます。ただし、通期業績予想は据え置かれているため、現時点で上方修正を前提とするのではなく、下期も増益基調を維持できるかを確認する必要があります。

今後は、通期営業利益10億円の達成、ロボット・オートメーションの増益継続、営業キャッシュ・フローの推移が注目ポイントです。中間期の好調な業績を下期でも維持できれば、通期業績の上振れ余地も意識されるでしょう。

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本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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双樹
双樹
保全士・制御系エンジニア
FIREを目指して株式投資に挑戦し、学びをブログで発信中。

学生時代に取得した機械保全技能検定と第二種電気工事士を活かし、リーマンショック期に保全職として就職。
アベノミクス期に装置メーカーへ転職し制御設計を経験。
コロナ禍では工場勤務に転職し機械や設備の保守・点検やシステム導入に携わっています。

資格
●機械保全技能検定(電気系保全作業)
●第二種電気工事士
●エネルギー管理士
●2級ボイラー技士
●乙種第4類危険物取扱者
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