【インターアクション(7725)】決算は悪いのに買われる理由|週足チャートが示す初動シグナル
決算内容だけを見ると、大幅減収減益。
普通であれば売られてもおかしくない内容です。
しかし、インターアクションの週足チャートは、明らかに上昇トレンド初動の形になっています。
なぜこの矛盾が起きているのでしょうか。
チャートと決算の中身を照らし合わせると、その理由が見えてきます。
今週のテクニカル分析はこちらでまとめています。
週足チャートが示している「初動前の形」

現在のチャートは、上昇トレンド初動銘柄に極めてよく見られる形です。
- 一目雲を上抜け後、雲の上で長期もみ合い
- 移動平均線が収束 → 拡散入り口
- 出来高はまだ爆発していない(=仕込みフェーズ)
- 直近レジスタンス1465円付近
これは大口資金が仕込んでいるときに出る典型パターンです。
次の価格帯の節目は
- 1465円(現在地・レンジ上限)
- 1700円(過去の価格滞留帯)
- 2105円(長期下落トレンドの起点)
- 2900円(過去高値圏)
特に1465円を出来高を伴って超えてくると、長期レンジ終了のサインとなります。
決算の数字だけを見ると「最悪」
中間決算は前年同期比で
- 売上高 △47.3%
- 営業利益 △79.0%
- 純利益 △72.8%
数字だけ見れば、投げ売られても不思議ではありません。
しかし、決算短信の中身を読むと意味がまったく変わります。
業績悪化の理由は「需要減」ではない
決算短信にははっきりとこう記載されています。
国内主要顧客の設備投資が一巡、次の大型設備投資による売上計上は来期になる見込み
つまり、
受注が減ったのではなく、売上計上タイミングが後ろにズレただけなのです。
受注残が大幅に増加している(最重要ポイント)
受注実績を見ると、IoT関連事業の受注残は
| 前年 | 今期 |
|---|---|
| 1,069,742千円 | 1,521,654千円 |
+45%増加しています。
売上が減っている会社で受注残が増えることは通常ありえません。
これは
「今は製造中で、まだ売上になっていないだけ」という状態を示しています。
海外顧客はむしろ好調
国内が設備投資一巡の一方で、
欧州を中心とした海外顧客向け販売は好調
大口受注も獲得済み
と明記されています。
需要は消えていません。
営業利益が細っているのに、自社株買い1,100百万円
この決算期に会社が実施したことは
自社株買い 1,192百万円
営業利益248百万円の会社が行う規模ではありません。
これは経営陣が来期の業績を確信している時にしか起きない行動です。
過去の業績推移を見ると、この会社の「体質」が分かる
過去を振り返ると、
- 売上増加 → 利益爆発
- 売上減少 → 利益急減
- 再び売上回復 → 利益V字回復
このサイクルを繰り返していることが分かります。
つまりこの会社は
売上が戻ると、利益が一気にV字回復する体質
今回もまったく同じ局面にいます。
チャートとファンダが一本につながる
- チャート:初動前の形
- ファンダ:受注残増・海外好調・自社株買い
- 過去業績:売上回復時に毎回V字
すべてが一致しています。
だからこそ、決算が悪いのに株価は初動の形になっているのです。
今後の価格帯シナリオ
- 1465円ブレイク(レンジ終了)
- 1700円付近でもみ合い(やれやれ売り)
- 2105円突破で長期トレンド転換確定
- 2900円の過去高値圏へ
1700円は通過点になる可能性が高いと見ています。
まとめ
この銘柄は
業績悪化銘柄ではなく来期V字回復が見えているのに、まだ市場が気づいていない銘柄
週足チャートがそれを先に示しています。
決算の数字だけでは見えない「中身」を読み解くと、なぜ今この形になっているのかが理解できます。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
